お客さんが引きも切らない高さんのアメ細工ブース
スプーン、スクレーパー、フライ返し、竹串、大理石、小さい鍋……これらはみな、春節民俗展覧会で「90後」(1990年代生まれ)アメ細工職人・高光輝さんがアメ細工を作るために用意した道具だ。おわん帽をかぶり赤いチャイナ服を着た高さんは、鍋からアメをひとさじすくって、スプーンを持ちながら、筆を振るうように大理石にアメで龍や鳳凰、ウマ、ウサギなどの動物から、タンクや飛行機などのアニメに出てくるものを描いていく。アメが固まったら完成だ。次々と形になっていく見事な作品には、春節の華やかな雰囲気が感じられる。
高さんは、立体感のあるアメ細工、つまり水アメで彫刻を作ることをめざしているという。一次成形のアメ細工として、これはそう簡単にできるものではない。それでも高さんは成功を目指して研究を進めており、中国アメ細工の伝統文化を受け継ぎ、さらに発揚させようと奮闘している。
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