一、菏沢を見渡す
1、地理位置について
菏沢市は山東省の南西部(東経114°48′-116°24′,北緯34°39′-35°52′)に位置し、江蘇省、四川省の南部、安徽省との三省の境と接し、「天下の真ん中」と称されている。
2、行政区画について
菏沢市の総面積は12239平方キロメートル、人口が905万人、8県(曹県、定陶、成武、単県、巨野、鄆城、鄄城、東明)と1区(牡丹区)を管轄し、10の省級経済開発区を設けている。
3、気候条件について
菏沢市は暖温帯大陸性季風気候に属し、光周性は十分で、四季がはっきりと分かれる。霜が降らない期間は約220日、年平均気温は13.5℃-14℃、年平均降水量は697mm、年平均湿度は60%以上、光周性の時間数は2582時間である。
4、自然資源について
菏沢は黄河沖積平原に属し、全国で有名な優良な食糧、綿、林、畜の生産基地と言われ、全国の平原地区では最大の林産物の生産、加工、輸出基地である。国で確立した牛、羊の輸出基地であり、其の中に、魯西黄牛、青山羊、小尾寒羊は三大の国宝と褒められている。境内には石炭の埋蔵量が281億トン、開発、建設中の巨野炭田は華東地区では最大の炭田である。石油、天然ガスについての採掘可能埋蔵量はそれぞれ5625万トン、273億立方メートル、菏沢はすでに中原油田では重要な生産基地となっている。
5、歴史文化について
菏沢の歴史が長くて、文化は深い、何回も中原地区の経済、文化中心地となったことがある。中国古代有名な三名の部落首領の尭、舜、禹が主にこの地区で活動した。軍事家の孫臏、思想家の庄周等の聖人多いはここに生まれた。「商界の鼻祖」范蠡が商売した場所、劉邦が即位して帝位についた場所、曹操が成功になった場所、宋江が正義のために集まった場所は全て菏沢で発生した。
二、基礎施設について
1、交通について
道路交通ネットワークは非常に発達している。日照-東明、済南-菏沢、菏沢-鄭州、菏沢-商丘との高速道路はすでに全線開通した。菏沢-德州、東明-新郷、菏沢-棗庄の高速道路は計画され、建設中になり、「米」字形の陸路交通センターはすぐ形成され、その延びは京福、京沪、済青、徐西四本の高速道路につながり、さらにすべての華東、華北、華南と中西部地区、220、327、105、106等の国道、12本の省道及び6638キロメートルの県、町道路に延びている。高速、国道、省道は地方道路とつながり、都市は農村と一体になる道路交通ネットワークに形成している。
菏沢は京九鉄道と日(照)菏(沢)鉄道(新亜欧大陸橋の東)という二本鉄道の十字交差点に位置し、東は海港まで、西はヨーロッパに至り、南は香港とマカオまで、北は京津までに到着できる。境内には市級の駅は三つ、県級の駅は八つ、鉄道専用線は十二本、最大の駅は菏沢経済開発区の中心地に位置されている。
菏沢から曲阜空港まで70キロメートル、済南遥墙国際空港までは車で2時間半ごろ、鄭州の新鄭国際空港まで車で2時間以内到着できる。
2、通信について
菏沢市の通信システムは光ケーブルを主として、ブロードバンドネットについては既に市街地及び町沿いの所までに普及され、マルチメディア通信ネット県級サイトは全部建設済み。都市と農村については全て通信のシステムコントロール化を実現した。電話機をインストールした容量は200万戸以上、携帯電話は180万本以上を持っている。
3、水電について
菏沢市の水、電、熱の供給及び予備容量が十分である。全市では発電機の総容量は1600MWを超えている。地下水資源の利用可能な総量は39.4億立方メートル。菏沢境内には黄河の長さが185キロメートル、入境水量は256億立方メートルである。その他、洙趙新川、万福川、東魚川、太行堤川、黄河故道という五本の水系もあること。
4、港について
菏沢港は省政府からの許可された二類内陸港であり、ここでは鉄道専用線、税関管理倉庫、国際コンテーナーを置く場所等の施設が設置されていて、貨物の輸入、輸出する業務を引く受けることができる。菏沢保税物流センターは計画、設計中である。
三、菏沢の経済について
1、経済社会の発展状況について
2009年、全市の国内総生産が953億元に達し、前年比は14%以上を伸び、地方財政収入は60.6億元に達し、都市と町の住民一人当たり可処分所得は12737元に達し、一、二、三産業の比重は21.8:51.6:26.6になり、エネルギー、化工、食品、林木、紡績、機械等の支柱産業、38業種を中心な工業システムになり、いくつかの国家級、省レベルの重点先導企業に大量に出現した。主な製品として、石油化工製品、医薬中間体、ゴム促進剤、家具、人造板、服装、トランス、ベアリング、タイヤ、工芸品等3000余り品種がある。
全市には大学が4校、中等職業学校が83校、在学生が104561人、各種の衛生機構は305、各類の衛生技術者は20292人で、三つ星以上を持っているホテルは10店、その接待能力は2500人以上に達する。
2、対外貿易について
現在、菏沢市はすでに140以上の国、地区と貿易関係を結んでいた。その中に、韓国、日本、欧州連合は一番重要な貿易パートナーである。2009年、全市の輸入、輸出総額は125799万米ドルに達し、その中に、輸出は87050万米ドル、輸入は 38749万米ドルになったこと。
3、外商からの投資について
2009年までに、20あまり国と地区は菏沢市に投資、累計で外資を利用した工事は660、契約の外資額は18億米ドルに達し、実際に利用した外資額は7.4億米ドルに達した。
4、対外経済合作について
2009年、全市が境外へ輸出する労務者は2235人に達し、主にロシア、ドイツ、韓国、日本、シンガポール、中東等の30以上の国と地区に輸出した。牡丹区、曹県、鄄城は山東省にとって外に労務を派遣する基地県である。全市には累計で許可された境外投資企業は30社以上がある。
四、投資誘導
主な工業産業
菏沢市の主な産業の発展目標は四つの基地と一つの大産業である。つまり、煤電化工基地、石油化工基地、農産品の生産加工基地、商業貿易物流基地及び文化旅行産業である。菏沢の工業発展の重点はエネルギー、化工、林業、食品、紡績、機械等の工業産業である。
エネルギー工業:一番は巨野と単県二つの炭田を開発、建設し、煤電、炭化、炭建一体化工事を導入することである。菏沢を省内では最大の煤電化工基地に建設する予定。
化学工業:石炭、石油、天然ガスとの資源優位を利用し、石炭化工、石油化工と天然ガス化工製品の科技含有量を高め、産業チェーンを長く伸ばす。医薬中間体、製薬及び医薬保健品等の医薬企業の発展を速める。ゴムの老化防止剤、促進剤等の有機化工製品の等級及び科技含有量をアップする。
林木工業:林木産業の結構を優れたものにして、何項の科技含有量が高い、生産規模が大きいという深加工工事を建設する。高級板材、高級家具、工芸品及び木工機械等に関係ある工事を導入する。
食品工業:バイオテクノロジ—等の高新技術と現代化の手段により、食品行業の開発力及び加工深さを高め、果物野菜、乳製品、肉製品と保健類製品の深加工工事を導入する。
紡績工業:中、高級良質な綿糸の生産基地を建設、工業用布、装飾用紡績品を発展、梭がない織機で作った布等の高級製品の比率を高め、服装、ベッド用品等の紡績終端製品の工事を導入、だんだん産業チェーンを伸ばすこと。
機械工業:トランス、オイル・ポンプ、オイルノズル、銅ベルト、ベアリング、スチールボール、連続する発泡ニッケル、電子部品等の優勢製品を発展することを主なことにして、それらを上流、下流の製品へ伸ばす。