鄒城孟府。李紅梅(撮影)
孟府は亜聖府ともいい、孟子の子孫の居住地です。
宋代に建築が始まった孟府は、敷地面積21,000㎡、きっちりとした配置は七進院落(七つの中庭)式で、順に大門「亜聖門」、礼門、儀門、大堂、内宅門、世恩堂、賜書楼、上房院、延禄楼、後花園となっており、保存状態のよい明清代の古建築群を見ることができます。大堂の中には、孟家の子孫の行いが適切かをここで先祖たちが見張れるようにという、執務用の机、及び上方に掲げられた『矩貽篇』の扁額があります。内宅門は前の官邸と後ろの邸宅を隔てる境界で、門の後は孟子の47代から74代子孫の居住区です。明代の建築「賜書楼」には、皇帝から賜った書画、聖旨、書籍など多くの貴重な文化財が保存されています。