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李克強総理、第3回中国―中・東欧諸国首脳会談に出席

2014/12/18 9:54:12   source:新華網日本語

  【新華社北京12月17日】国務院の李克強総理は現地時間の16日午後、ベオグラードで第3回中国―中・東欧諸国首脳会談に出席した。中東欧諸国16カ国の指導者が会議に出席した。李克強総理はセルビアのダチッチ首相と共同で会議を主宰し、会議に出席した各当事者と中国-中・東欧諸国の協力における一層の拡大について込み入った討論を行い、広範なコンセンサスを達成した。

  李克強総理は発言の中で中国-中・東欧諸国の協力を深く推進することについて次の五つの提議を提起した。

  第一に、中国と中・東欧諸国の協力の新たな注目点をつくり出すこと。双方の相互補完の優勢を発揮し、インフラ建設を牽引とし、生産能力のモデルチェンジの協力を突破口とし、金融協力を支えとして、各当事者の関心事に十分に配慮し、協力が新たな進展を獲得し続けてゆくよう推進する。

  第二に、相互接続の新回廊を構築すること。中・東欧諸国は天然の良港を擁しており、鉄道、道路などの交通幹線と繋がると、莫大な輸送効果を発揮することができる。双方はベオグラードとブダペスト間を結ぶ高速鉄道、ギリシャのピレウス港などを頼みとし、アジア・欧州の陸海の連合輸送の新通路を作り出すことが可能だ。ハード面の施設を着実に完備すると同時にソフト面の環境も改善する。中国側は中・東欧諸国と共に、通関の便宜化協力を推進してゆけるよう望んでいる。

  第三に、産業協力の新たな空間を広げること。中国は高速鉄道、原子力発電、電気通信などの装備製造や鉄鋼、セメント、板ガラスなどの原材料の生産方面における質の高い生産能力を中・東欧諸国のビッグプロジェクト建設の莫大なニーズと結びつける。

  第四に、投融資協力の新たな枠組みを構築すること。中国側は中国-中・東欧の投融資協同に関する協力の枠組み構築を決定している。その目的の一つは中・東欧諸国が「100億ドルの特別融資」を上手く用い続けるのを奨励することで、中国はプロジェクトの状況により、貸付の優遇程度を上げ、融資コストを下げる見通し。二つは30億ドル規模の投資基金を設立し、二期目の10億ドルの中国-中・東欧投資協力基金をスタートさせること。三つは中・東欧諸国の企業および金融機構が中国国内で人民元債券を発行し、人民元による中・東欧協力基金の探索・設立を奨励すること。

  第五に、人文交流の新たな分野を拡大すること。観光、科学技術、文化、教育、医療衛生、青年、女性、メディアなどの分野における交流を強化し、2015年の中国-中・東欧諸国観光年のイベントについて入念に計画を立て、学者のシンクタンクセンターの組織・設立を支援すること。

  李克強総理は、中国と欧州は天然の協力パートナーで、互いの間に根本的な利害の衝突はない。中国は欧州の一体化とユーロの安定を揺るぎなく支持し、一層団結し、繁栄し、安定した欧州が見届けられるよう希望している。中国と中・東欧諸国の協力は双方に有利であるだけでなく、欧州内部のバランスのとれた発展にも有利であり、欧州一体化のプロセスに対し重要な役割を果たすとなると強調した。

  会見後、中国と中・東欧の16カ国は『中国-中東欧諸国協力ベオグラード綱要』を共同で発表した。

  (新華網日本語)

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