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中国の家庭で一般的な10種類の絵とは?

2015/6/18 14:02:11   source:人民網日本語版

  昔からずっと中国人の書道や絵画好きは変わらない。現代の人々の生活水準の向上にともない、インテリアのこだわりも拡大し、家に美しく寓意に富む書道や絵画を飾ることが一般的になっている。家の装飾としてだけでなく、心を落ち着かせ、情操を養い、生活の質を引き上げ、またその家主の個性や文化的素養を表すものでもある。では中国人に人気の10種類の絵とは何だろう。中国新聞網が伝えた。

  (1)松鶴延年

  松鶴延年とは長寿を祝う絵だ。満開の菊の花の傍に丹頂鶴の群れが立ち、福や長寿、喜びや満足を表現する。菊、鶴、松はいずれも長寿の縁起のよいシンボルで、「松鶴延年」の寓意を表す。一般にこの絵を見ると、一家に長寿の人がいるとわかる。

  (2)万馬奔騰

  疾走する馬の生き生きとした姿は、人間に奮闘する力を与え、前進する喜びを感じさせる。万馬奔騰の絵は成功を表す。

  (3)福禄寿喜

  福禄寿三星とは三位一体のイメージで登場する。中央が賜福天官で手には如意を持つ。右が禄星で員外郎に扮し、頭には牡丹の花を挿し、懐に赤ん坊を抱いている。寿星は左側の南極仙翁で、大きな顔に白いひげ、杖を持ち、笑顔を浮かべている。この絵は大きな福や立派な職業、長寿、多くの幸福、財産の寓意を持つ。

  (4)大展宏図

  大展宏図とは広大な計画や構想を実施することを指す。雄の鷹が羽根を広げたこの絵は、万里を行く鵬、大展宏図の寓意を持つ。

  (5)連年有余

  蓮の花と鯉からなる縁起のよい絵で、蓮と「連」、魚と「余」の語呂合わせで「連年有余」と呼ばれる。豊かな生活、富への願望と祝福を表す。

  (6)富貴満堂

  縁起のよさや祈り、富みと栄華を象徴するのは牡丹の花だ。牡丹は中国の国の花で、豊かさの象徴だ。

  (7)紅梅報春

  梅の花は中国の水墨画で蘭、竹、菊と並んで「中国画の四君子」と呼ばれる。梅は控えめで世俗的ではなく、寛大な精神性の象徴で、春の訪れを告げる使者と呼ばれる。雪の中で寒さに負けずに芳しく咲く強い意志は、恐れを知らず果敢に開拓し、素晴らしい生活と文明を生み出してきた何世代にもわたる中国人を励ましてきた。紅梅報春は縁起のよい、幸福や美しさの寓意を持つ。

  (8)猛虎上山

  虎は中国伝統文化の極めて重要な一部だ。虎は長い間ずっと権利や力のシンボルで、人々が畏敬してきた。中国人は虎の勇猛さと力を愛し、「百獣の王」と呼んできた。このため虎は中華民族の文化の中で英雄、権利、魔よけ、縁起のよいシンボルであった。山の上で虎が頭をもたげて月を見るポーズは、松の枝や明るい月と相まって幽玄な静けさを湛え、平安無事の寓意を持つ。

  (9)江山多嬌

  有名な詩「沁園春·雪」で書かれた「江山如此多嬌、引無数英雄競折腰」(江山かくの如く多嬌なれば、無数の英雄をいざないて競いて腰を折らしめき)は多くの人に引用されている。江山多嬌図は祖国の自然の美しさが美人の艶かしさにも勝り、無数の英雄が競って彼女の前で腰を折り曲げることを表し、祖国の自然の美しさを表現している。

  (10)毛主席像

  毛沢東主席は農民出身の革命家だ。旧中国では90%の人が農民だった。彼は農民を率いて革命を起こし、地主の手から土地を奪い取り、農民を主人公にした。そのため現在までずっと中国の農家、特に湖南省の家庭では感謝の気持ちを表すために毛主席像が飾られている。

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