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中国家庭調査 「妻の方が夫より家のお金を多く使う」6割

2015/6/18 14:44:44   source:人民網日本語版

  「子供の教育方針、妻が主導権を握る」7割超

  このほど発表された調査結果から、妻の収入が世帯収入全体の半分に至らない家庭が依然多かったが、中国経済のけん引役を果たしているのは男性より女性で、「妻の方が夫より家のお金を多く使う」家庭が全体の6割を占めることが判明した。北京晨報が伝えた。

  ●収入の割合:「夫の収入の方が妻より多い」7割

  求人サイト「前程無憂」はこのほど、「誰が中国経済により大きく貢献しているか?」と題するオンライン・アンケート調査を実施した。1248人の就業者がこの調査に参与、うち男性は42.4%を占めた。第6回国勢調査によると、中国における女性の就業率は61%、職場において女性が占める割合は44.7%に達した。都市においては、第三次産業(サービス業)が急速に成長、多くの発達した都市ではすでに第二次産業を上回るまでになった。そのような状況のもと、女性は、小売、保健、医療・看護、顧客サービスなど様々な業界に入り込み、多勢を占めるに至った。だが、「夫の収入の方が妻より多い」家庭が7割を占めることが判明した。「夫と妻の収入はほぼ同じ」と答えた人は9.7%にとどまった。女性の仕事がフロントヤード分野に集中していることから、就業率が拡大したといっても、女性の収入の平均上昇率は、決して男性を上回っていないのが現状だ。

  ●「財布の紐は妻が握っている」6割

  沢山稼ぐ人が、必ずしも沢山使うとは限らない。調査によると、「妻の方が夫より家のお金を多く使っている」家庭は60.8%に達した。また、「財布の紐は妻が握っている」家庭は59.5%、さらには、「マイホーム購入」や「投資」など、重大な消費についても「妻が主導権を握っている」家庭は29.3%を占めた。中国で電子商取引が爆発的に普及したのも、女性の消費力によるものといえよう。電子商取引は、女性の消費力を最大限に刺激し、エンドユーザーと直接向き合う多くの業界では、女性客を主要ターゲットとみなして発展目標に据え、マーケティング戦略を立てた。「女性経済」は、今や、数多くのサービス型企業にとって主要な収入・利益源となっている。

  ●キャリアウーマンも、家庭を支えている

  夫の所得が家計を支えるための主な大黒柱だとした場合、家庭の財産の安定性・成長度に対する妻の影響力は、より大きなものになってくる。実のところ、キャリアウーマンは、経済的な面で、より重要な役割を果たすようになったものの、妻が家庭で担う責任は軽くなった訳ではない。統計データによると、「子供の教育方針については、妻が主導権を握っている」家庭は71.3%に達し、「妻の方が、夫より家事負担が大きい」家庭は62.1%だった。「各自が自分の両親の面倒を見ている」とした人は半数を超えたが、「両親の面倒を見るのは、夫より妻が中心」と答えた人は40.7%を占めた。

  人材資源の専門家である馮麗娟氏は、「女性が社会で能力を発揮できるチャンスが増え、女性の役割や地位は高まり、女性が関心を持つべき分野は拡大し続けているが、このような状況によって、女性は、かつてないほどの大きいな圧力に直面している。目まぐるしく変わる様々な役割を担い、各段階での発展リズムに乗り遅れまいと頑張る女性は、公平な発展チャンス、周囲からの思いやりや気遣いを必要としている」とコメントした。

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