中国武術の普及と友好交流に尽力したことを表彰するため、世界孔子協会は、日本で長年中国武術や太極拳の普及を進めている中国人の孫建明氏に、孔子武術賞を授与しました。授賞式と祝賀会は7日東京の赤坂にある世界孔子名人会館で行われました。

　　受賞された孫建明氏

　　賞状

　　孫建明氏は、1986年に東京太極拳協会と日中友好協会の招きで渡日、自ら立ち上げた「東京武術太極拳クラブ」で一般愛好者向けの指導に携わる傍ら、1994年の広島大会から2014年の仁川大会までの6回のアジア競技大会、2年に一度の世界武術選手権大会、2008年の北京オリンピック武術大会などで日本代表選手団のヘッドコーチを歴任し、国際大会で活躍する日本人選手の育成と指導に大きな貢献を果たしてきました。

　　社団法人世界孔子協会は、作家、孔子学研究家で、孔子の後裔でもある孔健氏を中心に、2008年に東京で設立されました。同協会は、孔子思想と儒教哲学の伝播を目的に活躍し、孔子の後代と国内外の著名人が理事を務め、世界各地に支部を設けています。(文責、写真：李軼豪東京特派員)