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意外なダークホース「火鍋英雄」、口コミで興行収入を巻き返しか

2016/4/7 9:06:42   source:人民網日本語版

  「タイトルに騙され、『煎餅俠(JianBingMan)』と同じような映画だと思ったが、見てみるとサプライズな感じで、『クレイジー?ストーン~翡翠狂想曲~(原題:瘋狂的石頭)』によく似ており、ブラックユーモアに包まれていた」と、「火鍋英雄」を見終えた観客は意外に面白い映画だったと語る。先週金曜に封切されてから、口コミが広がり続け、現在の累計興行収入は2億元(約34億円)を突破した。多くの観客が地方の特色が色濃く出ており、犯罪とサスペンスと感情的な要素を融合させ、見終えた後は非常に満足を感じるところから、重慶の麻辣香鍋のようだと称賛している。北京日報が伝えた。

  人生に失敗した人が自分探しに戻る

  「火鍋英雄」での陳坤(チェン?クン)演じる劉波、秦昊(チン?ハオ)演じる許東、喩恩泰(ユ?エンタイ)演じる王平川の3人だが、1人はギャンブルで借金の山を抱えており、1人は離婚で揉めている最中であり、1人はチャンスを求めて重慶を離れたいと考えており、3人がそれぞれ人生をこじらせ、面倒な状況に陥っている。3人で協力して1軒の火鍋店をオープンし、より多くの金を稼ごうと入口を拡張しようとした時、なんと銀行の金庫がある場所の地面を掘っていた…。

  火鍋店と金庫が繋がる地下壕を塞ぐため、3人は金庫に勤める同級生の小慧を探し出し、中学時代に築いた縁が明るみに出たが、思わぬところに横やりが入る。強盗団が金庫を強奪しようとして、4人の計画を台無しにするばかりか強盗事件に巻き込まれてしまうことになる。

  ある映画評論家は、「これは人生に失敗した小者が意外な事件で英雄になるというストーリーである。小者の精神的成長、真の自分に回帰する姿を見出すことができる」と、評価した。

  重慶の風景と方言で描く映画

  「火鍋英雄」は当時一躍脚光を浴びた「クレイジー?ストーン~翡翠狂想曲~」と同じく、全て重慶で撮影され、そこで起こった物語を描いている。映画は重慶の雰囲気を色濃く漂わせており、千廝門大橋、解放碑など重慶のランドマークだけでなく、空を飛ぶ長江索道、特徴的な山城建築、特に防空壕にオープンした火鍋店は物語の中核エリアになっている。男女主人公は重慶の方言を操り、重慶出身である陳坤以外の主演者である白百何(バイ?バイホー)、秦昊、喩恩泰らも重慶の方言を懸命に話しており、基本的には自然で流ちょうだ。

  業界関係者から見ると、「『火鍋英雄』の脚本は非常にしっかりしており、1つのストーリーをきっちりと書き上げている」と話す。しかし、「映画の長さが短すぎる。もし30分多く割いて強盗についての件、強盗と3人の主人公と絡み合う場面を入れれば、結果的に激しい対戦シーンもよい起爆剤になっただろう。30分足りないことで、この映画は良い映画ではあるが傑作ではない」とケチをつける映画評論家もいる。

  「人民網日本語版」2016年4月6日

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