電話:0531-82626555
中文|English|한국어
ホームフォーカス正文

留学生が米国で煎餅販売 1日の売り上げは1200ドル以上

2016/4/25 9:10:29   source:人民網日本語版

  現在、北米では煎餅(中国風クレープ)が大人気となっており、北京の料理の分野における最新のソフトパ―ワーとなっている。決して華やかではないものの、「煎餅」の作り方は一つのアートと言える。参考消息が報じた。

  米「ニューヨーク・タイムズ」電子版はこのほど、「中国の煎餅がマンハッタンに『移民』」と題する記事を掲載。中国の煎餅がサンフランシスコの海辺やシアトル、ポートランドなどで席巻している。そして、その人気の波がマンハッタンにまで波及し、ワシントン・スクエア公園、ミッドタウン、コロンビア大学付近などでも販売されているのを目にすることができる。

  煎餅とは、卵やトウガラシ、特製ソース、コリアンダー、ネギなどで作る中国北方地域の軽食。北京の料理の分野における最新のソフトパ―ワーとなっている。

  北京や天津などの中国北方の都市では、街の至る所で煎餅を売る露店を見ることができ、食べ歩きができる。寒波に襲われた冬の寒い日には、手を温めてくれる食べ物ともなる。北京の物価の高いエリアにおける値段は約5元(約85円)だ。

  決して華やかではないものの、「煎餅」の作り方は一つのアートと言える。特製のソースは、うまみを加えるだけでなくトウガラシの辛みやコリアンダー、ネギの味を抑える役割も果たす。

  ニューヨーク・ペース大学のヨランダ・リー(25)さんとドゥルカア・ツェリンさん(26)は2014年末、中国北方地域の都市を数カ月かけてめぐり、「煎餅」の作り方を勉強した。二人は、露天商に作り方を聞き、100種類以上の煎餅を研究した。多くの露天商が喜んで作り方を教えてくれたという。

  リーさんは、「私たちは約9キロも太ったわ。冗談ではない」と語る。

  報道によると、リーさんは北京で生まれ育った中国人。ツェリンさんは四川省出身のチベット族。ニューヨークで、現地人の好みに合わせながら、中国本場の煎餅を再現したいと考えた。

  そんな二人は10月から、黄色の移動販売車・フライングピッグ煎餅を走らせ、マンハッタンの街中で、ニューヨーク大学の学生らを対象に「煎餅」を販売。ミッドタウンでは、昼食に「煎餅」を買っていく人も多い。また、毎週月曜日と火曜日の午後は、コロンビア大学近くブロードウェイで販売している。

  商売は繁盛しており、二人によると、1日に約150個の煎餅が売れるという。リーさんは、「中国から投資も受けた。フライングピッグ煎餅を故郷の北京でも開きたい。ニューヨークの衛生局の厳しい検査を通った『煎餅』として販売できる。これは中国ではセールポイントとなる。なぜなら、中国では、露天の出所が分からないから。私たちは食品の安全に注目している。全ての製造過程を透明化しなければならない」と語っている。

関連記事を

写真

辭書:
主管者:山東省人民政府新聞弁公室