電話:0531-82626555
中文|English|한국어
ホーム山東経済正文

「8縦8横」高鉄建設を初提起 地域連結・都市間鉄道を支柱に

2016/7/22 9:17:14   source:チャイナネット

  国家発展改革委員会(発改委)は昨日「中長期鉄道網計画」(以下、同計画)を発表した。同計画は、2020年までに高速鉄道を3万キロメートル建設し、8割以上の大都市を網羅するとした。

  2030年までに省都を高速鉄道で連結

  「中長期鉄道網計画」は2004年に国務院の批准を経て実施され、2008年に改訂された。2015年末現在、全国鉄道運行距離は12万1000キロメートルで、うち高速鉄道は1万9000キロメートル。旧計画の目標を前倒しで実現した。

  今回発表された同計画は、国家発改委が2014年に改訂計画を開始し、2016年6月29日に国務院常務会議で可決され、7月13日に印刷・配布された。計画期間は2016−25年で、長期展望は2030年まで。

  同計画は2020年、2025年、2030年という3段階の目標を設定した。(1)2020年までに鉄道網の規模を15万キロメートルとする。うち高速鉄道は3万キロメートルで、8割以上の大都市を網羅する。(2)2025年までに鉄道網の規模を17万5000キロメートル前後とする。うち高速鉄道は3万8000キロメートル前後。(3)2030年までに内外の相互接続、区域間のスムーズな連結、省都の高速鉄道による連結、地級市のスムーズな連結、県域の基本的な網羅を基本的に実現する。

  同計画は高速鉄道網、普通鉄道網という「2枚の網」を打ち出した。国家発改委インフラ局の費志栄局長によると、長期鉄道網の規模は20万キロ前後に達し、うち高速鉄道は4万5000キロ前後になる。全国鉄道網は人口20万人以上の都市を全面的に連結させ、高速鉄道網は省都とその他の人口50万人以上の中・大都市を基本的に連結させる。隣接する中・大都市の1−4時間の交通圏、都市群内の0.5−2時間交通圏を実現する。

  「8縦8横」が確定

  同計画は、旧計画の「4縦4横」という中心骨組みをベースとし、「8縦8横」主要鉄道を骨組みとし、地域連結線と都市間鉄道を支柱とする高速鉄道網を形成するとした。費氏によると、中国が計画の中で「高速鉄道網」の建設を提起したのはこれが初だという。

  同計画はさらに、高速鉄道網の建設基準を明確に区分した。高速鉄道主要鉄道計画の新規プロジェクトは原則的に、時速250キロ以上の基準を採用する(地形・地質および気候条件が複雑で困難な地域は、適切に引き下げることが可能)。うち沿線に人口と町が密集し、経済が比較的発達した、特大都市に繋がる鉄道は時速350キロの基準を採用可能。地域連結線は原則的に時速250キロ以下の基準を採用。都市間鉄道は原則的に時速200キロ以下の基準を採用。

  「8縦8横」高速鉄道主要鉄道の「8縦」は、沿海鉄道、京滬鉄道、京港(台)鉄道、京哈-京港澳鉄道、呼南鉄道、京昆鉄道、包(銀)海鉄道、蘭(西)広鉄道。「8横」は綏満鉄道、京蘭鉄道、青銀鉄道、陸橋鉄道、沿江鉄道、滬昆鉄道、厦渝鉄道、広昆鉄道。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月21日

関連記事を

写真

辭書:
主管者:山東省人民政府新聞弁公室