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10年マルチビザの取得が容易に、中国のパスポートがレベルアップ

2016/11/25 10:52:53   source:チャイナネット

  豪州はこのほど新制度を発表し、豪州を旅行もしくは仕事で訪れる中国人客に対して、有効期間10年間のマルチビザを発給することになった。このビザを持つ中国人は10年の有効期間内に豪州を何度も出入りすることができ、1度の滞在期間は最長90日まで。豪州が外国人に10年間のマルチビザを発給するのは、これが初めてだ。しかも現段階では、中国人のみが対象だ。

  中国人の海外旅行者数と消費水準が近年、日増しに上昇している。2015年の中国人の域外旅行者数は前年比9.0%増の延べ1億1700万人、観光消費額は16.6%増の1045億ドル。これを背景とし、多くの国が中国人客向けに、ビザ優遇策を打ち出している。

  1. 米国

  米国は2014年11月12日に、商用/観光(B1/B2)短期ビザを申請する中国人を対象に、有効期間10年間のマルチビザの発給を正式に開始した。

  中米間では、ビジネス・観光目的の相手国の公民に対して、最長10年間のマルチビザが発給されている。留学の場合は最長5年のマルチビザ。

  2. カナダ

  中国とカナダは2015年3月9日より、有効期間が最長10年のビザを相互発給している。

  双方はビジネス・観光・親戚訪問目的の相手国の国民に対して、有効期間が最長10年間(パスポート有効期間内)の各種ビザを発給する。

  3. シンガポール

  シンガポールは2015年6月1日より、条件を満たす中国人を対象に、有効期間10年間のマルチビザを発給している。

  中国人のビザ申請の費用と手続きは変化なし。申請者は10年間のマルチビザを取得するため特殊な手続きを行う必要がなく、条件に合致すれば自動的に発給される。通常、シンガポールを訪問したことがあり、ビザ申請がシンガポールの関連機関からの支持を得ていれば、条件に合致する。

  申請者本人が10年間のマルチビザを取得すれば、その配偶者と21歳以下の子供もビザ発給で同等の待遇を受けられる。

  4. 韓国

  韓国は2016年1月28日より、中国の弁護士、大学教授、経営者などの専門家、もしくは修士以上の高学歴者を対象に、10年間のビザを発給している。

  またビザの年齢制限も60歳以上から55歳以上に引き下げられた。1度の滞在期間も30日から90日に延長された。

  5. 日本

  日本は2016年10月17日より、訪日中国人客のビザ発給要件をさらに緩和した。ビジネス・文化芸術活動目的で訪日する中国人に対してマルチビザを発給し、有効期間を最長5年から10年に延長。中国教育部直属大学の大学生と院生、これらの大学を卒業して3年以内の人の場合、シングルビザの手続きが簡略化される。

  6. イスラエル

  中国・イスラエルは11月11日より、10年間マルチビザの相互発給を開始した。中国・イスラエル両国の一般パスポートを持つ公民は、有効期間が最長10年(パスポート有効期間内)のビザを申請できる。このビザにより、有効期間内であれば相手国に何度も出入りすることができ、毎回の滞在期間は90日まで。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年11月25日

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