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16年は中国ブランドのテレビが世界一になる見通し

2016/12/8 10:14:54   source:チャイナネット

  中国の調査会社、群智諮詢(シグマインテル)はこのほど、2016年の中国ブランド(中国6大ブランドとLeTV(楽視))のカラーテレビ出荷台数は前年比15%増の8360万台に上るとの予測を示した。前年を1000万台上回る規模で、韓国ブランドを抜いて、初めて世界首位に躍り出る見通しだとしている。

  これに対し、韓国ブランドは海外市場で伸び悩み、市場開拓も苦戦。16年の出荷台数は前年比で約3%低下する見通し。一方、注意したいのは、拡大が続き、競争が激化している中国国内市場に対し、海外の新興市場は未だ多くが液晶テレビの普及期にある点だ。

  『毎日経済新聞』によると、これまで国内テレビメーカーなどを含む大方の予測では、国内カラーテレビ市場はここ数年、緩やかな拡大が続いていたが、年内に驚異的に伸びるがみられるとしていた。群智諮詢は、16年の中国6大ブランドとLeTV(楽視)を合わせた国内市場での出荷台数は前年比12.5%増の約5120万台に上ると予測した。

  市場急拡大の理由について群智諮詢は次のように説明する。 「1つは、国内では概ね2008~13年の間に液晶テレビの普及期を迎えたため。当時は「家電下郷」と呼ばれる農村向けの家電販売促進策や、買い替え促進策、省エネ家電向け補助金制度の3つの政策が奏功し、消費者にブラウン管(CRT)の買い替えを促した。それから6年経ち、中国市場は今、本格的な液晶テレビの買い替え時期に入っている。あと、川上の液晶パネル価格の低迷で、テレビメーカーにとっては有利に働いたことだ」。

  同社の李亜琴副総経理は、中国ブランドのテレビ出荷台数が世界首位となることについて、「大きな節目となる出来事だ」と強調。「世界市場そのものも3~4%拡大したことが寄与した。中でもインドやインドネシアなど人口の多い新興国がちょうどブラウン管から液晶への買い替え時期にあたることだ。このほか、日本勢の衰退により、その分のシェアを伸ばせたことも挙げられる」との見方を示した。

  海外市場の拡大ペースは国内市場を大きく上回っている。中国の大手ポータルサイト、前瞻網のまとめによると、2016年1~10月の中国のテレビの累計輸出台数(OEMを含む)は前年同期比14.55%増の6818万台に達した。群智諮詢は、2016年通年の輸出台数は同19%増の3240万台と、伸びをさらに拡大するとみている。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年12月7日

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