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調査:ネットユーザーの7割超が現金決済は不要と回答

2017/3/20 9:31:48   source:チャイナネット

  ポケットに1円も入れなくても外出できるだろうか。もし3年前だったら、大部分の人が「ノー」と答えただろう。しかし現在、スキャンでの支払やアリペイ決済、スマホ決済などの流行やキャッシュカードの全面普及によって、多くの中国人が躊躇なく「イエス」と答えることができるようになっている。ある調査によると、ネットユーザーの7割超が「現金はもう生活必需品ではない」と答えている。アリペイも先日、「中国を5年以内にキャッシュレス社会にする」と言って世間を騒がせた。キャッシュレス社会になるのはすぐ先に迫っているのだろうか。

  北京でキャッシュレス生活を体験 病院の受付手続きがスマホでできるようになることで、これまでの煩わしい手続きから解放されている。北京で最も古い街角でも、95%以上の店舗でキャッシュレス決済が可能になっている。美しい窓飾りやかわいいうさぎのおもちゃも、スキャンすれば入手できる。屋台で売られるサンザシの串も、アリペイで決済できる。現在、街に並ぶ店舗のうち、キャッシュレスの決済ができるのは95%以上だと言われる。

  「キャッシュレス社会」は現金がなくなるわけではない アリペイやウィチャットなどスマホ決済が流行し、現金を使用する機会は徐々に少なくなっている。 財政部中国財政科学研究院の応用経済学博士である盤和林氏によると、キャッシュレス社会という言葉が誕生してから25年あまりが経つ。しかし、現在までに真の意味でのキャッシュレス社会を実現させた国家は存在しない。確かに中国は、キャッシュレス社会へ向かって急速に発展している。これは自然発生的な「決済方法の革命」である。スマホや民間決済産業の迅速な発展と社会管理レベルの向上に従い、その利便性から田舎の町から小さな小売店までキャッシュレス決済が広まった。若者のみならず、中高年まで「スマホでスキャン」式の消費スタイルを受け入れるようになっている。 盤和林氏は、「キャッシュレス社会は、社会から完全に現金が消えてしまうわけではなく、電子決済を主とする経済モデルのことを指す。全社会で現金使用率が極端に低くなり、人々はストレスなく電子決済で消費することができる社会だ」と説明する。上海科学技術金融研究所の孟添副所長も、キャッシュレス社会は現金が消滅するという意味ではなく、キャッシュレスでの支払が主流になる社会だとの考えを示す。「キャッシュレス社会」は、社会の発展規律と市民の消費習慣がマッチしたものである。その意味するところは非常に深く、ネット決済、キャッシュカード、スキャンでの支払、NFC(非接触型ICカード技術)など様々な決済ツールが含まれる。孟添氏は、キャッシュレス社会は通貨の歴史において必然的な趨勢だと述べる。

  8割の中国の消費者がスマホ決済を利用 世界をリード 調査機関であるiResearchは、2016年の中国民間スマホ決済規模は2倍に拡大し、38兆元(約5兆5000億ドル)に達したと概算する。一方、調査機関のフォレストのデータによると、2016年のアメリカのスマホ決済規模は39%増となる1120億ドルだった。ここから判断すれば、中国のスマホ決済規模はアメリカの50倍弱になる計算となる。

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