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結婚相手の“値踏み”は中国だけではない 海外の状況

2017/7/24 11:14:01   source:チャイナネット

  最近、“結婚相手の価格表”がネットを賑わせ、“中国式結婚観”が話題になった。この“価格表”は、独身男女に対する戸籍、不動産、学歴などの条件を商品表示のごとく列記し、松竹梅のような分類をしている。そして子供に代わってお見合いする北京の親たちの“基準”にもなっている。これは理性的な打算といえるのか、それとも愛情の売買なのか。「仁者は仁を見、智者は智を見る」。結婚相手の値踏みは中国だけの現象ではない。しかし他国は“価格表”を作るほどあからさまでもない。「環球時報」の海外特派員の取材によると、海外でも両親と若者が“家柄”を重視し、“よそ者を好まない”という観念がある。

  日本:根強い“三高”と“三低”の基準

  お見合いは江戸時代から流行しており、現在でも結婚相手探しの主流になっている。多くの独身男性は様々な婚活を行うが、最終的には“売れ残り”になってしまう。国立社会保障・人口問題研究所が7月4日に発表したデータによると、2015年、50歳になっても結婚していない日本人男性の割合は23.37%で史上最高を記録した。他の調査によると、18~34歳の未婚者のうち、男性の85.7%が「結婚したい」と回答している。

  日本男性が結婚できるかどうかの基準は、一般的に年収が400万円以上かどうかにかかっている。ウェブサイト「Naver」がかつて3500人に対して行った結婚調査によると、20~30歳女性の75%が、「男性の年収は少なくとも400万円以上」を希望している。一方、他のデータによると、20~30歳の男性の15.2%がこの基準を満たしておらず、30歳以上の男性でこの基準を満たしているのは37%だった。年収が400万円以下の男性の多くが非正規雇用者である。現在、日本の非正規雇用者は社員全体の4割を占めている。

  インド:36点満点で評価

  ニューデリーなどインドの大都市において、恋愛や結婚の選択権が自分であるとする若者が増えている。しかし、両親や仲人がリードするのが依然としてインド社会の主流である。大多数の都市における結婚の選択権の割合は、自分が3に対して家族が7といったところだ。 インド式結婚相手探しは、「相手の宗教」が一貫して最優先である。異なる宗教の2人が結婚する割合は非常に低い。次に優先されるのはカーストと文化背景である。インドの法律上はこのような区別は完全に存在しない。しかし実際の生活において、カーストを隠したり認めなかったりすれば、その後の結婚生活の地雷となる。

  インドでは伝統的にいわゆる“36点”が独身男女の適切度を測る基準になっている。これは8項目から評価する体系であり、「出産能力」が8点、「感情」が7点、「気性」が6点、「趣味」が5点、「健康」が4点、「結婚持久性」が3点、「ロマン」が2点、「機転が利く」が1点となっている。

  ドイツ:不動産のあるなしは問題ではないが、地域を気にする

  「家は私の城だ」は独身生活の良さについて語る際にドイツ人が言うセリフだ。ドイツ連邦統計局の最新データによると、ドイツ人の約3分の1が独身である。 ドイツでも、結婚相手探しで“地域差別”がある。ある調査によると、東ドイツと西ドイツの人はお互いに関係を深めたがらない。ドイツ人の4分の3が、両地域に差があると感じており、西ドイツ人の33%が東ドイツ人と絶対に交際したくないと考えている。ドイツ東部にあるドレスデン出身の看護師であるカトリーヌさんは、西側にあるフランクフルトで働いている。

  中国人と違うのは、ドイツ人にとって不動産は結婚相手探しにとって重要な基準ではないことである。不動産を所有するドイツ人は約40%に過ぎない。ただし3分の1以上のドイツ人が、結婚相手の重要な条件として「収入」を挙げている。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月23日

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