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英メディア:中国の5年の変化 誰もが携帯電話を使用

2017/10/23 10:44:17   source:チャイナネット

  華字紙『欧州時報』ウェブ版は10月16日、この5年間で、中国は裕福、強大になったと伝えた。英BBCは、中国人の生活と社会における5年間の変化をまとめた。

  変化1:婚姻率の低下、離婚率の上昇

  2015年、中国は一人っ子政策に幕を下ろし、子供を増やし、大きい家庭を作ることが可能になった。しかし、中国も先進国と同じで、婚姻率が低下し、離婚率が上昇している。

  BBCは、これらの数字は変化する可能性があるとみている。「米国や西欧の国と比べて、中国の離婚率は大幅に低下している。中国人の婚姻率は近隣の国・地域より高く、中国の家族解体と関係があるという見方は成立しない」と、上海ニューヨーク大学心理学の李璇助教授は話す。

  変化2:性別構造の合理化

  一人っ子政策は終わったが、その影響はまだ続く見通し。30歳以上の未婚男性は中国で「剰男」と呼ばれている。2015年、ある40代の中国商人は、「700万元を支払ったのに結婚相手が見つからなかった」として上海に本社を置く結婚紹介所を提訴した。

  オックスフォード経済研究院のLouis Kuijsエコノミストは、「2016年1月に二人っ子政策が中国で全面実施されたが、出生率の上昇は約20年後にようやく労働力データに反映される」と予想。

  生活の質の向上に伴い、伝統的な性別に対する考えが変化し、男女比のバランスも改善されつつある。シンガポール国立大学家庭・人口研究センターの穆峥助教授は、「男女比のバランスに改善が見られる。これは生育政策の緩和、考えの変化、女性の教育と職場における活躍、社会保障制度の改善によるものだ」と話す。

  変化3:若者の住宅保有率が上昇

  中国の不動産価格は注目されている。中国の「ミレニアル世代」の住宅保有率は70%に達し、欧米諸国を上回っているという情報は注目を浴びた。HSBCのこの統計は都市部だけを対象としたものだが、「親は息子の結婚のためにできる限りのことをしている」ことが証明された。

  「男性が家族を養うのが伝統。恋愛から結婚に発展しなかった多くの要因が、男性が新居を用意できなかったことにある」と、ロンドン大学中国研究院の劉捷玉副主任は話す。

  変化4:誰もが携帯電話を使用

  中国の都市部・農村部の平均所得は安定して増加している。過去10年間で、中国人の食品示諭つは大幅に減少し、健康、服飾、交通面の支出が増加した。また、通信費も増加し、携帯電話保有量の激増もよい例である。

  中国では携帯電話のない生活など想像できない。携帯電話アプリのWeChatは、日常生活と密接に関わっている。本社を北京に置く科学技術シンクタンクABI咨詢公司アナリストのダンカン・クラーク氏は、「WeChatは生活の道具箱、デジタル版のスイス軍刀のようなものである」と説明。

  クラーク氏は、「中国人消費者はWeChatの便利さを享受し、光熱費の支払いからデパートでの会計、タクシー料金、自転車使用料の支払い、送金などを行う。そのほかにも様々な便利な機能がある」と話す。

  変化5:留学生・海外帰国者の増加

  収入の増加により、教育費も増加した。近年、中国人留学生の数は増加し、海外帰国者の数も増加している。

  イギリスのジェーン・インフォメーション・グループのアジア・太平洋地域チーフエコノミストのラジヴ・ビスワス氏によると、多くの留学生が帰国を選択し、2016年だけで43万3000人が帰国した。

  海外で教育を受け、生活の経験がある人材の急増に伴い、次世代の中国政府・ビジネスのリーダーの思考や文化に対する理解は国際化するとみられる。これは今後10年において、世界最大の経済圏である中国に極めて重要となる。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月22日 

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