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李克強総理 訪日で実り多い成果

2018/5/16 9:19:53   source:新華社

  中国の李克強国務院総理は8日、第7回中日韓首脳会議への出席と日本公式訪問のため、日本を訪れた。日本を訪問した4日間の内、李克強総理は日本の明仁天皇と会見し、安倍晋三首相と会談したほか、中日平和友好条約締結40周年記念行事に出席し、日本各界の関係者と幅広く接触し、北海道を視察・訪問した。忙しい訪日スケジュールの中、実り多い成果をあげ、中日関係のさらなる発展のために良い基礎を築き上げた。

  第一、政治の面において、両国が四つの政治文書の諸原則と達成された共通認識を厳守することで合意し、情勢を見極め、政治基礎を固め、友好協力を拡大し、「互いに協力パートナーになり、互いに脅威にならない」という政治的な共通認識を実行に移し、中日関係を正常な軌道へ再び戻すよう推進することを主張した。

  第二、安全保障の分野において、双方が両国の艦艇、航空機などによる偶発的な軍事衝突を避けるための「海空連絡メカニズム」の運用開始で合意した。同メカニズムが運用された後、日本の海上自衛隊や航空自衛隊と中国海軍、空軍が共通チャンネル、ホットラインを開設することとなり、双方の海上と空中の安全問題についての交流や交渉に有利なだけでなく、東中国海の危機管理にも役に立つ。

  第三、金融の分野において、中日双方は一連の協力に関する共通認識に達した。その中で、日本に対する2千億元(1元=約17円)のRQFII(人民元適格外国機関投資家)枠の付与や二国間の通貨スワップ協定の締結における原則的共通認識の合意、人民元建て決済銀行の東京への設立などが含まれる。これに対して、中国人民銀行(中央銀行)の関係部門の責任者は、中日はアジアそして世界において重要な影響力を持つ国であり、両国の金融分野における協力の強化は、両国の金融市場の更なる融合と発展に有利で、双方の金融機関の人民元による越境貿易決済に広いスペースを作り出すのだけではなく、人民元の国際化プロセスの推進、そして両国の貿易・投資に寄与し、アジアそして世界経済の持続的な発展を促進すると表明した。

  第四、人文(人と文化)の分野において、双方は交流を更に強化し、両国民の心の距離を縮めることにより、友好的な感情を深めることで合意した。中日両国は互いに青少年による訪問を積極的に招請し、交流が盛んになるようにする。中国は日本にトキのつがいを贈呈し、これは中国国民の日本国民に対する友好的な情誼の証だ。浅野勝人元内閣官房副長官・外務副大臣は、これは中日関係改善の象徴的な出来事になると指摘した。

  「国の交わりは民の相親しむに在り」。質の高い人文交流は中日両国民衆の親近感を増進し、民衆の国際協力に対する賛同感を高め、国家間の協力に力強い支持を提供できる。

  中日両国はアジアと世界における重要な国として、本地域ひいては世界の平和と発展を共に守る責任を担っている。現在、中日協力は新たな歴史的条件とマクロ環境に直面している。国際情勢が深刻な変革を遂げるにつれ、中日間の共通利益は絶えず拡大しつつある。両国人民の根本的利益を出発点とし、長い目で両国間の互恵協力を計画し、先見性と定力を後押しとすれば、中日関係は必ず新たな発展を遂げるだろう。(記者/沈氷潔)

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