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手の届く科学に 科学技術イベントで一般市民に一挙公開

2018/5/22 8:47:31   source:人民網日本語版

  北京市では20日、気温が急激に下がり、雨も降る天気だったが、天文ファンの浮き立つ気持ちには全く影響を及ぼさなかった。国家天文台の正面玄関前には午前9時になると、長蛇の列ができていた。ここは年に一度の「科学知識普及の祭典」である中国科学院公衆科学日のイベント会場であり、2000人以上の人々が宇宙の美を目にし、科学の魅力に触れようと訪れていた。中国青年報が伝えた。

  中国の自然科学の最高学術機関である中国科学院所属の120の科学研究部門が、19日と20日の両日に国家重点実験室や植物園、天文台(局)、博物館、屋外ステーション、大科学装置を一挙に一般公開した。同研究院の一部の統計データによると、2日間で2000人以上の科学者と一般人が会場を訪れ、延べ50万人以上の民間人が活動に参加した。

  油と水は混ざらないということは誰でも知っている科学知識の一つだが、この日、来場者はイベント会場で驚きの一幕を目にしていた。「水と油を混ぜるとまるで『牛乳』のような白い液体に早変わり!」これは「声」が生み出した一種の「マジック」と言っていいだろう。超音波装置による撹拌で、分離していた水と油が完全に混ざり合い、乳白色の液体になったのだ。

  中国科学院声学研究所の科学知識普及ボランティアが、「さらに出力を上げれば、油と水が混ざり合い、長時間経っても分離しない。この方法は超音波乳化と呼ばれている。同技術は現在、医薬品業界や化粧品業界で乳剤型製品の生産に広く用いられている」と紹介した。

  同市中関村にある中国科学院計算技術研究所もこの週末、摩訶不思議な「遊び場」に変身した。同研究所の制御計算実験室では、韓銀和研究員が展示パネルと模型を使い、一粒の砂から一枚のチップに至る不思議な旅を物語った。

  中国科学院自動化研究所では、目もくらむAIショーが披露され、数千人の学生を集めた。今年はロボットの「端端」や可愛らしく敏捷なロボットマウス、顔認証により心拍数をリアルタイムで測定する心拍計などが新しく登場し、体験者の間で好評を博した。(編集YF)

  「人民網日本語版」2018年5月21日

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