「この前、学校でこのような作品を見たことがあるが、どうやって作ったのか分からなくて、今日体験してから分かったよ。木版印刷の作品なんだ」山東師範大学の留学生の馬林さんはそう言った。このほど、8国からの10人の留学生は「感知山東」外国人体験活動と一緒に尼山書院を訪れ、木版印刷を体験した。中国山東網が伝えた。
尼山書院に木版印刷のスタジオが設けてられる。部屋の中に木版印刷の道具、原材料と作品がある。担当者の李さんは外国人に木版印刷の歴史や材料と道具を説明した。
木版印刷で使われた材料は木目の細い木材、たとえば、棗木、梨の木、ツゲの木などである。どうのような木材を使うかは印刷品の品質次第だ。「この木材は中国で昔によく使われたツゲの木で、皆、ちょっと見てください」李さんは木材を外国人に渡してあげて、「ツゲの木の木目は細く、生地が均一、硬くもないし、柔らかくもない。彫刻にちょうどいいよ」と言った。
「今彫刻にあう梨の木は非常に少なく、この木は60年以上の樹齢がある。梨の木の代わりも探しているが、今の場合では、梨の木は一番いい」スタッフは紹介した。
その後、李さんは印刷品作りのプロセスを皆に見せた。まず、文字がある紙を木版の表に映し、李さんはのりを持って、木版の表に塗り、紙の裏を木版に貼り、「のりが乾いてから彫刻する」。
のりが乾いてから、次は「薄くする」。「薄くする」は重要なプロセスで、「指は紙の厚さにかんを持ちなければならない」と李さんは言った。馬林さんは試してみて、よくできた。
紙を「薄くなる」後、彫刻のプロセスに入った。木版の文字は逆方向なので、慣れないかもしれないが、重ねる練習を必要だ。
文字彫りは簡単な作業ではなく、文字の趣を表現しなければならない。韓国人の茉莉さんは体験したから「難しいなあ、腕の力をちゃんと把握しないと」と疲れそうに言った。
文字彫りの後、外国人たちは印刷法を学んで始めた。また、木版に墨を塗り、また、紙を貼り、印刷する。外国人は自分の作品を印刷し、とくに馬林さんは作品にサインした。
中国山東網