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第20回中国EU首脳会議が北京で開催

2018/7/18 8:47:03   source:人民網日本語版

  李克強総理は16日に人民大会堂で、トゥスク欧州理事会議長(EU大統領)、ユンケル欧州委員長と共に第20回中国EU首脳会議の議長を務めた。新華社が伝えた。

  李総理は「現在中国EU関係は従来の事業を受け継ぎ将来の発展に道を開く重要な段階にある。中国側はEU側とさらに戦略的な意思疎通を強化し、実務協力を深化して、新たな発展を遂げ続けるよう中国とEUの包括的な戦略的パートナーシップを推し進めたい」と表明した。

  中国とEUは「複雑で入り組んだ現在の国際情勢を前に、とりわけ一国主義と保護主義の台頭を前に、世界の二大パワー、二大エコノミーである中国とEUには、ルールを基礎とする国際秩序を維持すべく共に努力し、多国間主義を提唱し、自由貿易を支持し、世界の平和・安定・発展を促進する責任がある」との認識で一致。以下の点で合意した。

  ▽国連憲章及び国際法を共に維持し、外交・安全保障政策対話を強化し、試練に共同で対処する。

  ▽開放型世界経済を構築し、貿易と投資の自由化及び円滑化を促進し、保護主義と一国主義を阻止すべく尽力する。

  ▽ルールを基礎とし、世界貿易機関(WTO)を中心とする多角的貿易体制を支持し、現有のWTOルールを遵守する。

  ▽意思疎通制度である作業部会を設置し、WTO改革の問題を議論する。

  ▽中国EU投資協定交渉を最優先事項とし、投資家のためにオープンで透明かつ公平で予測可能なビジネス環境を築くべく努力する。

  ▽環境、エネルギー、循環型経済、科学技術革新、知的財産権、工業、デジタル経済、都市化の分野で対話・協力を進める。

  ▽中国EU麻薬撲滅対話、中国EU人道支援対話を設ける。

  ▽ワイン・蒸留酒業界の協力の深化について合同フィージビリティスタディを実施する。

  また、知的財産権対話を強化し、知的財産権の保護協力を深化することを約束。双方向の開放拡大、市場参入と投資環境の改善、中国の「一帯一路」イニシアティブとEUの発展計画との連携推進、中国EU地理的表示協定交渉の早期妥結に尽力することを強調した。双方は今年の「中国EU観光年」の枠組での行事を一層推し進め、観光協力及び双方向の人的交流を促進することで合意。G20が国際経済協力の主要フォーラムとして、世界経済・金融ガバナンスにおいて引き続き積極的な役割を発揮することを支持すると約束した。また、中国とEUは共通利益が溝を遥かに上回り、引き続き相互尊重と平等互恵の精神に基づき溝を適切に処理するとの認識で一致した。(編集NA)

  「人民網日本語版」2018年7月17日

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