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中国の都市部世帯平均資産額は161.7万元 資産全体の77.7%が不動産

2019/1/22 9:08:14   source:チャイナネット

  広発銀行はこのほど西南財経大学と共同で、中国の華北・華東・華中・華南・西南・東北・西北の七大地域、23都市の約1万世帯を対象に行った調査分析をもとに「2018中国都市部世帯財産健全度報告」を発表し、中国の都市部世帯の財産管理の現状と特長および問題点を明らかにした。

  ここ数年、中国の1世帯あたりの平均資産額は急速に増加しており、2011年は97万元だったが、2017年には150.3万元に増加、年平均成長率は7.6%だった。

  世帯別の平均純資産額は、2011年は90.7万元だったが、2017年には142.9万元に増加、年平均成長率は7.9%だった。

  世帯別の投資可能な資産額の平均は、2011年は28. 9万元だったが、2017年には50.7万元に増加、年平均成長率は9.8%だった。

  2018年の中国都市部世帯平均資産額は161.7万元、平均純資産額は154.2万元、投資可能な資産額平均は55.7万元となる見通しだ。

  この方面では中国は米国とまだ大きな開きがあり、2017年の中国都市部世帯総資産額は平均で150.3万元だったが、米国は530万元だった。中国の世帯平均純資産額が142.9万元だったのに対して、米国は467.2万元だった。

  しかし注目すべきは、中国都市部世帯総資産額上位20%の世帯の平均資産額は米国と大差なく454.5万元に上る。世帯平均純資産額は435.6万元と、さらに接近している。

  これは、北京・上海・広州・深センの四大都市でマンション一戸を所有する世帯の総資産額が米国の平均水準に達していることを意味する。

  上記の数値によれば、中国の都市部世帯はいずれも「百万長者」になっているはずだが、実際は不動産が世帯別資産の大部分を占めている。

  「報告」によると、近年の中国不動産価格の急上昇に伴い、中国の都市部世帯総資産で不動産が占める割合は77.7%に上り、米国の34.6%を大きく上回る。

  金融資産の総資産に占める比率は、中国がわずか11.8%なのに対して、米国は42.6%に上る。中国の都市部世帯金融資産のなかでは、銀行預金の占める比率が42.9%と最も多く、次が資産運用商品の13.4%、株式が8.1%、ファンドが3.2%、債券が0.7%となっている。

  注目すべきは、「報告」が「中国の都市部世帯財産管理状況は全体的に『半健康』状態で、約4割の世帯が不合格」と指摘している点だ。

  「報告」は各世帯の客観的なリスク耐性・主観的なリスク選好度・ポートフォリオなどのデータを基に、調査対象となった23都市の世帯の財産健全度を平均68.5点と採点、全国都市部財産健全度は平均66.1点で、そのうち38.1%の世帯は60点以下だった。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月21日 

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