外交部の耿爽報道官は19日の定例記者会見で、「ダライ・ラマを含めた『活仏転世(生き仏が生まれ変わる)』は国の法律、法規を遵守すべきで、宗教の儀式規則と歴史の定めに従うべきである」と強調しました。
このほど報道で「ダライ・ラマは新たなダライ・ラマの転生霊童(生まれ変わり)がインドで表れる可能性があり、中国で表れた転生霊童は認められないだろうと示した」と伝えました。これを受けて、耿爽報道官は、「活仏転世はチベット仏教特有の継承の形式で、決まった儀式規則と制度を持っている。中国政府は宗教信仰の自由の政策を取っており、『宗教事務条例』やチベット活仏転世管理方法などを公布して、このようなチベット仏教の受け継ぐ形を尊重、保護している。ダライ・ラマの活仏転世は数百年の歴史を持っており、ダライ・ラマ14世本人も、この規則や決まりに沿って発見、承認された後、当時の中央政府の批准を得て即位した」として、ダライ・ラマを含めた活仏転世のすべてにおいて、国の法律、法規を遵守し、宗教の儀式規則と歴史の定めに従うべきであると強調しました。