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2019年世界卓球、中国が8年ぶりに全5種目制覇

2019/4/30 10:32:59   source:人民網日本語版

  2019世界卓球選手権大会ブダペスト大会(2019世界卓球)は28日、ハンガリーコンベンションセンターで閉幕した。2020年東京五輪前の最も重要な大会となった同大会で、中国は、全5種目(男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルス、混合ダブルス)で金メダルを獲得した。混合ダブルスで許昕/劉詩雯ペア、女子シングルスで劉詩雯選手、男子ダブルスで馬竜/王楚欽ペアが優勝を果たしたことに続き、再び、男子シングルスで三連覇の馬竜選手、女子ダブルスで孫穎莎/王曼昱ペアが、2個の金メダルを追加した。馬竜・劉詩雯の両選手は、それぞれ2種目で栄冠を勝ち取った。広州日報が伝えた。

  2019世界卓球は、4月21日から28日までハンガリー・ブタペストで開催された。中国は計5種目の金メダルを狙い、男性・女性各6選手を派遣し、指導チームは男女シングルスと混合ダブルスというオリンピック3種目を重視して絶対エースを布陣したが、男子ダブルスと女子ダブルスには最強の陣営を敷いたわけではなかった。

  中国チームが今大会で達成した全種目制覇は、2011年ロッテルダム世界卓球以来の快挙となった。世界卓球界の発展を推進するため、中国は「強い狼(ライバル)」を養成する目的でコーチを各国に派遣する「養狼計画」を展開し、ダブルス3種目にはトップ選手を出場させず、さらには協会を超えた組み合わせを試みた。

  中国卓球協会の劉国梁会長はブタペストに赴く前に、「今回の世界卓球は、中国が2020年東京五輪に備える上で極めて重要な大会となる。男女シングルスと混合ダブルスという五輪3種目では、最強の陣営を敷いた。この3種目では、必ず金を獲得しなければならない。5種目に対する力の入れ具合に偏りがあるのは、五輪戦略を考慮したことによるもので、男子ダブルスと女子ダブルスの金メダルはできれば獲得したいが、他の3種目に万全を期すという前提があってのことだ」と話した。

  〇劉詩雯選手、東京五輪で金メダル3個の可能性あり

  2009年に初めて世界卓球女子シングルスに出場してから2019年の今大会で念願の女子シングルス優勝を果たすまで、オリンピック覇者の劉詩雯選手は、「十年一剣を磨く(長年修練を積み、何かを成し遂げること)」だった。中国卓球界には、「オリンピックイヤーの前年の世界選手権女子シングルスで優勝すれば、翌年のオリンピック女子シングルス代表の出場資格がほぼ確定する」という不文律がある。このことから、劉選手は来年の東京オリンピックで女子シングルスの代表として出場することがほぼ決まった。中国チームは女子団体に3人の主力を派遣する予定で、うち2人は女子シングルスに出場する。過去大会と異なるのは、東京オリンピックから混合ダブルスという種目が新たに追加された点で、各国の卓球協会は混合ダブルスに1組しか派遣できず、かつ、卓球代表の選手枠(人数)は増やすことができない。劉選手は今大会の混合ダブルスでも優勝したので、劉選手が東京オリンピックで計3種目に出場するのか、はたまた女子シングルスか混合ダブルスのどちらか一方に出場するのかについては、中国にとって贅沢な悩みとなるだろう。

  劉国梁会長は、「東京オリンピックにはどの種目であれ、最強メンバーの布陣で臨む。どういう戦略が最も有利となるのか。本番まであと1年ある。これからさまざまな変化があり、競争は極めて動的で、最後の最後まで確定しないだろう。ただ、何よりも重要なのは選手たちの精神力と体力だ」とコメントした。

  「今大会の出来栄えを見る限りでは、2冠に輝いた王馬竜・劉詩雯の両選手は、3種目に出場できる力量がある。能力と身体が万全であれば、理論上それは可能だ」と劉会長は続けた。(編集KM)

  「人民網日本語版」2019年4月30日 

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