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中国の1−5月の貿易額、逆風のなか4.1%増を実現

2019/6/12 10:51:46   source:チャイナネット

  税関総署が10日に発表した情報によると、中国の今年1−5月の貨物貿易額は前年同期比4.1%増のl2兆1000億元となった。業界関係者は「中国の貿易は保護主義の逆風を受けながら前進し、安定的に発展している。これは中国の開放拡大堅持の結果であり、国際貿易に多くの確実性を注ぎ込んだ」と判断した。

  この12兆1000億元のうち輸出は6.1%増の6兆5000億元、輸入は1.8%増の5兆6000億元。貿易黒字は45%増の8933億6000万元。対外経貿大学国際経済研究院の荘芮副院長は「第1四半期の貿易額は前年同期比3.7%増、1−5月は4.1%増となっている。中国の貿易の安定成長の流れに変化がないことが分かる。国際貿易の成長が鈍化する環境のなか、これは得難い成績だ」と指摘した。

  貿易パートナーを見ると、中国のEU、ASEAN、日本などの主要市場との貿易額が増加しており、「一帯一路」沿線国との貿易額の伸び率が全体を上回っている。

  具体的に見ると、中国と最大の貿易パートナーであるEUの貿易額は1−5月に11.7%増の1兆9000億元に達し、中国の貿易額の15.7%を占めた。2番目の貿易パートナーのASEANとの貿易額は9.4%増の1兆6300億元で、中国の貿易額の13.5%を占めた。一帯一路沿線諸国との貿易額は9%増の3兆4900億元で、伸び率が世界全体を4.9ポイント上回った。中国の貿易額に占める割合は28.8%で、1.3ポイント増加した。

  荘氏は「中国とASEANの貿易は近年、力強い成長を維持している。これは双方が中国―ASEAN自由貿易区のアップグレードの成果を実行に移していることと強く関連している」と分析した。

  「一帯一路沿線諸国との貿易の急成長は、中国が取り組み続ける貿易円滑化の措置が各国に利益をもたらしていることを示している。これは脱グローバル化がエスカレートする現在、極めて得難いことだ」

  貿易が安定しつつ前進すると同時に、安定しつつ質向上の特徴も顕在化している。1−5月の一般貿易の輸出入額は6.1%増の7兆2500億元で、貿易額全体に占める割合は前年同期比1.1ポイント増の59.9%。加工貿易輸出入額は2.4%減の3兆200億元で、全体に占める割合は1.7ポイント減の24.9%。

  民間企業も活況を呈している。1−5月の民間企業輸出入額は11.1%増の5兆200億元で、貿易額全体に占める割合は前年同期比2.6ポイント増の41.4%。

  中国の貿易の安定しつつ好転を支える積極的な要素が集まっているが、世界の不安定・不確実要素も増加しており、今後も圧力と課題が残されていることに注意が必要だ。世界貿易機関は4月上旬に発表した報告書の中で、今年の世界貿易の成長率の予想値を従来の3.7%から2.6%に引き下げた。世界銀行、国際通貨基金などの国際機関も最近、世界経済は「微妙な時」を迎えていると表明した。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年6月11日

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