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習主席、中央アジア歴訪へ これまでの主張を振り返る

2019/6/12 14:36:56   source:中国国際放送局

  ロシアを訪問した習近平国家主席は、まもなく中央アジアへの訪問を開始します。この日程に組まれている上海協力機構(SCO)サミットとアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)サミットについて、社会の関心が高まっています。今回の訪問を前に、習主席がこれまで重要会議で提出した主張を振り返ります。

  2013年 相互信頼を踏まえた互恵協力を

  2013年に習近平主席は初めてSCOサミットに出席し、「上海精神」の発揚と共同発展の促進を呼びかけました。「メンバー国間の相互信頼に力を入れ、平等と協商、理解し合い譲歩し合うことを踏まえた上で、互恵協力を展開していかなくてはならない。これは、平和と発展といった時代の流れや、各メンバー国の利益と主張に合致している」と述べました。

  2014年 運命共同体と利益共同体の意識確立を

  2014年は、SCOにとって節目の年だった。この年に習主席は、各国が守っていくべきこととして、域内の安全と安定の維持を自分の責務とすること、共同発展と繁栄を目標とすること、対外交流の拡大を動力とすることという3つの堅持を取り上げました。

  2015年 「上海精神」の影響力拡大へ

  相互信頼、互恵、平等、協商、文化の多様性の尊重、共同発展への取り組みといった「上海精神」は、SCOの重要なガイドラインです。これについて習主席は「『上海精神』をガイドラインとし、SCOが主張してきた国際関係準則を堅持していく必要がある。国際的な公平性と正義性を擁護し、多国間主義と開放主義を提唱するとともに、互いに相手側の利益を尊重し合い、他国の内政に干渉しないようにすべきだ。さらに、平和的な手段で齟齬や争いを解決し、ウィンウィンの理念で共同繁栄を促していく必要がある」と強調しました。

  2016年 時代の流れを追い、柔軟な協力方策を調整

  習主席は「域内の課題はより複雑に入り混じっているため、各国間の協力による対応が求められている。SCOの主旨と原則を堅持し、発展の方向性を見極める必要がある。同時に、時代の流れを追って、各分野における協力計画を柔軟に調整し、機構の活気を保っていく必要がある」と述べました。

  2017年 開放と包摂の堅持

  2017年にSCOはインドとパキスタンの正式加盟を承認しました。これは、SCOにとって初めての加盟国の拡充でした。習主席はこれについて「SCOがオブザーバー国と対話のパートナー、およびその他の国と多種多様な広い分野における協力を展開していくことを支持する。また、SCOが国連などの国際機構や地域機構との交流と協力を拡大させて、世界の持続的な平和と共同繁栄の事業を共同で促していくことを評価する」と、中国政府の姿勢を示しました。

  2018年 SCOの運命共同体構築

  2018年、新たな加盟国を迎えてから初めてとなるサミットが青島で開かれました。習主席はSCOの未来について「五つの理念」を打ち出しました。それは革新、協調、グリーン、開放、共有などの「発展理念」、共同、総合、協力、持続可能といった「安全理念」、開放、融合、互恵、ウィンウィンといった「協力理念」、平等、相互の学びあい、対話、包摂といった「文明理念」、相互の協商、共同建設、共有といった「グローバルガバナンス理念」です。

  CICAでアジアの安全観、アジアの運命共同体の構築を主張

  2014年、中国はアジア相互協力信頼醸成措置会議(CICA)の議長国に選ばれました。この年に上海で開かれたCICAサミットで、習主席は、アジア各国が共同、総合、協力、持続可能なアジア安全観を樹立すべきだとの提唱を初めて打ち出しました。

  習主席は「アジアの出来事にはアジアの人々が対応し、アジアの問題はアジアの人々が解決し、アジアの安全はアジアの人々が守る。アジアの人々はそのための力と知恵を持っており、さらに協力を強化することで、域内の平和と安定を実現できる」と述べました。

  また、2016年のCICA外相会議の開幕式で習主席は「アジアの特色ある安全ガバナンスモデルの構築に力を入れていく必要がある。同時に、域外の各国もアジアの平和と発展に貢献するよう望んでいる」と述べました。

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