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上海の臨港エリアに新たな自由貿易試験区が発足

2019/8/22 11:13:09   source:東方網

  昨年11月5日、習近平国家主席は第1回中国国際輸入博覧会において、「対外開放における上海の重要な役割がより十分に発揮できるよう、新たな自由貿易試験区を上海に増設することを決定」、と世界に宣言した。それから9か月が過ぎた8月20日、「中国(上海)自由貿易試験区臨港新区管理委員会」の看板がようやく掲げられ、新たな上海自由貿易試験区の開設という歴史的な瞬間を迎えた。

  中国(上海)自由貿易試験区(以下「自由貿易試験区」と略)は、中国が一層改革を深めて開放を拡大するために、2013年に上海浦東新区に設けた特別地域だ。設立当初の対象範囲は外高橋保税区、外高橋物流園区、洋山港保税区、上海浦東空港保税区の計28平方キロメートルだったが、2014年に金橋輸口加工区、張江高科技園区、陸家嘴金融貿易区の3つのエリアを加えて、120平方キロメートルに拡大された。

  8月6日、国務院は「中国(上海)自由貿易試験区臨港新区全体方案」を公布。上海浦東国際空港の南側にある臨港地区を、新しい自由貿易試験区に指定した。臨港新区の面積は119.5平方キロメートルで、その中には世界最大級の天文館、航海博物館、テスラの工場(建設中)、人工知能産業基地などの施設がある。

  自由貿易試験区新区として、人々は臨港地区の未来に大いなる希望を託している。

  深セン特区の設立を中国が開放的な経済を建設するための第一段階と言うなら、上海浦東の開発は第二段階で、自由貿易試験の設立は第三段階であり、そして今回の臨港新区の誕生で、建設は第四の段階に入ったことを示した、との見方がある。

  現在の世界経済情勢に関して、世界各国には不安が広がっているといえる。一部の国が自国の利益を得ようと他国の利益を害したことで、世界経済一体化のプロセスが中断された。そこで、世界第2の経済大国として、中国は対外開放の戦略を徹底し、より開放的な姿勢を示して各国との協力を強化し、世界経済の回復に「中国の力」を注ぐことに取り組んでいる。

  この自由貿易試験区臨港新区の発足は、まさに「中国の力」を具現するものだ。全体的計画から見れば、臨港新区は中国経済のグローバル化の重要な一環である。従来よりさらに高レベルの経済改革がここで展開されることに、大きな期待がかかっている。

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