トルコで6日、第88回イズミル博覧会が始まり、中国は初めてパートナー国として参加しました。
開幕式で、中国商務部の李成鋼部長補佐は「ここ数年、両国の経済関係は大きな成果を挙げ、去年の貿易総額は200億ドルを超えた。トルコのサクランボ、オリーブ油、ナッツ類などの農産物が中国の家庭の食卓に上がっている。去年の第1回中国国際輸入博覧会は、トルコから36社が出展し、また去年トルコを訪れた中国人は前の年より6割増えて40万人にのぼった」と述べました。
これに対して、トルコのペクジャン貿易相は、中国の出展に歓迎の意を示したうえで、「トルコの3番目の貿易パートナーである中国が、パートナー国として今回のイズミル博覧会に参加している。これは、双方がバランスを取り持続可能な協力関係を求めた上で、新たな一歩を踏み出すことの表れだ」と強調しました。
今回の博覧会には中国から62社が出展しており、インフラ、エネルギー、電子、通信、情報技術、AI装着機器、医療設備などを展示します。
毎年開かれる国際的なビッグイベントであるイズミル博覧会は今回で88回目を数え、このところ、ロシアやセルビアがパートナーとして参加しています。