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中国の「ナイトエコノミー」、中秋の月見を彩る

2019/9/17 8:41:16   source:チャイナネット

  中国では、月見、灯籠見物、月餅を食べることが中秋節の伝統的な過ごし方だが、今は、インターネットで有名なレストランでの食事、ショッピング街での中秋オリジナル製品の購入、遊覧船での月見など新たに盛り上がる「夜経済(ナイトエコノミー)」が夜の過ごし方を多彩なものとし、伝統的な節句である月見の夜を明るくする。

  海上生明月、天涯共此時(輝く月が海面から昇ってくる、遠くの人々も今この月を見ているのだろうか)。中秋の月光の下に鮮やかな「夜」の中国が広がる。夜8時、済南では、伝統的要素と先端都市が彩るナイトライフが混ざりあいながら輝いていた。

  大明湖畔では5万人を超える人々が月見を楽しんだ。外部の観光客だけでなく、現地の人々も大きく移り変わる故郷の夜に感嘆した。

  夜9時、山西の小さな町は、夜が静まることなく声と光が広がり、来客を迎えていた。

  町や農村が「ナイトエコノミー」の物語を描き、住民は貧困脱却から蓄財への新たな道を歩んでいる。

  中秋の晩は今や、中国の独特かつ一般的な夜となった。東部沿海部でも西部内陸でも、都市でも農村でも、夜の中国が人々の生活を豊かにし、活力を喚起している。

  都市では「ナイトエコノミー」が、美しい名刺の役割を果たす。成都は「レジャーブランド」を打ち出し、広州は夜間の飲食を拡充。開封は、評判が高く観客も集まる文化演出ブランドを確立した。

  また、「ナイトエコノミー」は、都市の発展を競う新たな「サーキット」にもなった。北京は、具体的措置13項目を発表し、ナイトエコノミーの繁盛を図る。天津は、「夜津城(ナイト天津都市)」の建設を目指し、2019年末までに市級ナイトエコノミーモデル街区6カ所を形成する計画だ。南京は2020年までに、ナイトエコノミー試験区域で新たに増える経営収入が、全市社会消費財小売総額に占める割合を4%前後に引き上げるとしている。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月16日

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