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米国の新型肺炎流行の今後は? 米国にいる留学生が注意すべきことは?

2020/3/27 15:53:40   來源:人民網日本語版 2020/3/27 15:53:40

  米国で現在、新型コロナウイルス感染による肺炎が猛威を振るっており、感染者数は延べ8万人を超えた。ニューヨーク州やワシントン州、カリフォルニア州など多くの州に「大規模災害宣言」が発令されている。そんな中、北京時間26日午後9時、米国東部時間午前9時に、感染状況の今後の予想や米国に住む中国人留学生が注意すべき点、帰国すべきかなど、留学生や華人・華僑が関心を抱く質問に関して、在米国中国大使館がオンラインで上海の復旦大学附属華山病院感染科の主任・張文宏教授に聞いた。中央テレビニュースが報じた。

  ニューヨーク州の「大規模災害宣言」発令が意味することは?

  張教授「検査体制が整っているということ」

  現時点で、ニューヨーク州の感染者数は3万人を超え、「大規模災害宣言」が発令された。ある留学生の「感染者が多いほど、その都市の感染拡大防止・抑制対策が不十分だということか?」という質問に対し、張教授は、「それは完全な誤解。ニューヨーク州の検査能力が低ければ、3万人の感染を確認することさえできない」と説明する。

  そして、「感染者数が多いほど、防止・抑制対策が不十分ということではなく、反対に感染者数が多い地域ほど、検査体制が整っているということだ。例えば、ニューヨーク州の感染者数は大幅に増加しているが、実際には検査体制が整っていることと直接関係している」との見方を示す。

  米国では若者の感染率が高い理由は?

  張教授「活発な社会活動が感染の最大のリスク」

  張教授によると、中国のここ2ヶ月ほどの防止・抑制対策の経験が物語っていることは、感染者の洗い出しに全力を注がなければならないということだが、米国でこうした作業を進めるのは至難の業だ。次に、米国の若者は社会的活動に活発に参加しており、それが感染の最大のリスクとなっている。米国ではマスク着用の習慣がない。英国も同じで、夜のバーに行くと、大勢の客で賑わっている。そのような状況ではウイルス伝播の危険が非常に高い。

  米国はいつ感染拡大のターニングポイント迎える?

  張教授「ピークに到達していなければ、ターニングポイントを予測するのは時期尚早」

  張教授は、基本再生産数(R0、一人の感染者から生じうる二次感染者数)を算出できれば、世界の多くの地域のターニングポイントを算出することはできるが、ピークに達していない時に、ターニングポイントについて語るのは時期尚早との見方を示す。

  また、米国で感染者が激増している理由について、「防止・抑制できる一番良い時期を逃してしまったからだ。今は自宅隔離をして、伝播し続けるの止めることしかできない。それが功を奏すかは、政策をしっかりと実行できるかにかかっている。十分な隔離を行うことができれば、新型コロナウイルスの感染拡大は食い止めることができる」と説明する。

  もし感染したら病院に行くべきか?

  張教授「呼吸の状態次第」

  張教授によると、感染者の約80%は病院に行かなくてもよく、自宅で療養することができる。では、どんな場合に病院に行かなければならないのだろうか?それは、呼吸の状態次第で、息苦しかったり、階段を登ると息が切れてしまったりする場合は病院に行く必要がある。これが病院に行くことを決断する一つの重要なポイントとなる。発熱は病院に行くかを決める判断材料にはならない場合もあり、呼吸の状態が一番重要なポイントとなる。

  空気感染するのか?

  張教授「マスクよりも手洗い励行がより重要」

  張教授は、「空気感染の可能性は非常に低い」とする。では、どのような状況下で、空気感染するのだろうか?それは、密閉された空間で、大量のウイルスが排出された場合だ。米国の医師は、マスクを着用するよりも、手洗い励行が重要とアドバイスしている。なぜなら、マスクを着用しても、それを手で触る必要があるからだ。汚い手でマスクを触るとマスクも汚染する。汚染したマスクは空気よりも危険だ。そのため、米国の医療従事者は、マスクを着用するよりも、手洗い励行のほうが有効と注意している。

  留学生は今帰国したほうがいいのか?

  張教授「留学生にとっては矛盾に満ちた決断となるかも」

  張教授は、「留学生が帰国するか判断するための基本原則は、米国に今滞在し続ける必要があるかどうかという点。もし、新型コロナウイルス感染しても医療保険が使えず、米国で緊急や重要な用事がない場合は、帰国することを考えてもいい。しかし、米国にいる必要がある場合は、話は違ってくる。今、留学生にとってこれは矛盾に満ちた問題と言えるかもしれない。つまり海外にいる中国人は帰国したいと考えているが、一旦帰国してしまい、しばらくすると、海外の状況は大したことないように思われ、しかも大変多くの重要なことができなくなってしまったと気づいたときには後悔し始めることになるかもしれないからだ」と慎重に判断することをアドバイスしている。

  張教授によると、飛行機の機内は、密閉された空間であるため、感染リスクの高い場所だ。また、至近距離で感染者に接触しない限り、防護ゴーグルや防護服を着用する必要はない。感染リスクが一番高まるのは、搭乗前で、必ず手洗いを励行しなければならない。(編集KN)

  「人民網日本語版」2020年3月27日

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