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中国アニメ「大理寺日誌」の配信スタート 唐代の様子を忠実に再現

2020/4/26 9:36:46   source:人民網日本語版

  中国のアニメーション映画「大護法(Da Hu Fa)」(2017年)と同じクリエーターが製作した、漫画家R·Cの作品を原作としたアニメ「大理寺日誌」の配信が10日、動画共有サイト・bilibili(ビリビリ)で始まった。配信初日から、ネットユーザーの間で好評を博し、第2話まではコミュニティサイト・豆瓣のレビューは9.2ポイントと、大好評となっている。国際在線が報じた。

  「大理寺日誌」は、唐代の最盛期に、全国で起きた大事件を裁いた最高裁判所にあたる機関「大理寺」を舞台にしたアニメ。少卿という官職にあるネコの李餅が先頭に立ち、命がけで事件の真相に迫り、運命に立ち向かい、正しいことを守り通す、ドキドキハラハラのストーリーが展開される。

  同名漫画を原作とする中国のオリジナル作品「大理寺日誌」は発表から現在に至るまで高い人気を誇っている。できるかぎり原作を忠実に再現しようと、製作チームは、R·Cを脚本製作に招いたほか、唐代に「タイムスリップした時のため」のガイドブック「唐朝穿越指南」の作者である森林鹿を歴史顧問として、天津大学の建築歴史・理論研究所の張凰梧準教授を古代建築顧問として招き、3年の歳月をかけて、唐代の様子をリアルに描き出すために全力を尽くした。唐の時代の建築物や風俗の再現度は、ネットユーザーの間でも好評を博している。例えば、登場する農民の陳拾が、定鼎門から洛陽城に入り、皇城と直接繋ぐ天街を歩くと、露天商が並んでおり、そこは大勢の人々で賑わっている。また、反り屋根や屋根の大棟の両端を飾る鴟尾、赤い柱、白い壁など、スケールが大きく、威厳ある唐代の建築物の他、唐代の女性の服や官服などもリアルに再現されている。街並みから、服装、物品などに至るまで、隅々まで入念に再現されている映像を見ると、製作チームの中国の歴史に対する熱い思い、匠の心がひしひしと伝わってくる。

  「人民網日本語版」2020年4月24日

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