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中国の男子バドミントン界のヒーロー・林丹が現役引退

2020/7/7 9:35:08   source:人民網日本語版

  2012年8月5日、ロンドン五輪バドミントン男子シングルスでマレーシアの李宗偉を破って金メダルを獲得し、敬礼する林丹。

  バドミントン男子シングルスで、2008年北京、2012年ロンドン両五輪を連覇し、中国代表として20年活躍した林丹(リン・ダン、37歳)が今月4日、微博(ウェイボー)で、現役引退を表明した。人民網が各社の報道をまとめて報じた。

  2006年9月24日、スペイン・マドリードで開催されたバドミントン世界選手権の男子シングルスで優勝しガッツポーズする林丹。

  林丹は、世界のバドミントン界における最も優秀な選手だったことに疑いの余地はなく、五輪では2連覇を達成し、世界選手権を5度制したほか、主力選手として、中国代表がトマス杯で6度、スディルマンカップで5度優勝するのに貢献した。そして、国際大会で20回優勝するというまさに前人未踏の記録を築き上げた。

  不屈の精神

  2009年8月16日、インド・ハイデラバードで開催されたバドミントン世界選手権の男子シングルスで優勝し、金メダルを見せる林丹。

  林丹は、輝かしい成績を収めてきただけでなく、試合中に見せる決してあきらめることのない不屈の精神で、世界のバドミントン界において大きな影響を与えてきた。林丹と、ライバルである李宗偉(リー・チョンウェイ、マレーシア)の対戦は、世紀の一戦として語り草となっている。

  難しかった「引退」の決断

  2016年8月19日、リオデジャネイロ五輪の男子シングルス準決勝で健闘をたたえ合う林丹と李宗偉。

  ただ、東京五輪が近づくにつれて、林丹は年齢や体力の限界に悩むようになり、成績も思うように伸びなくなっていた。特に、五輪出場権をかけたポイント獲得の過程で、あきらめるような発言をすることこそなかったももの、たくさんの壁にぶち当たっていた。昨年、李宗偉が健康上の理由で現役を引退した際、林丹は、「誰も一緒に戦ってくれる人がいなくなってしまった」というコメントを綴った。その時、林丹は年齢と怪我と闘いながら、5回目の五輪出場権獲得に挑戦し続けていた。

  2008年5月12日、インドネシアの首都ジャカルタで開催されたトマス杯で熱戦を繰り広げる林丹。

  林丹は、「壁にぶつかるたびに、現役を少しでも長く続けることができるようにと、『あきらめるな』と自分に言い聞かせてきた。若い時は、ランキングを上げることだけを考えていたが、ここ数年は、ベテラン選手として体の限界に挑戦し、決してあきらめないというスポーツの精神を実践してきた」と林丹。

  しかし、今年は新型コロナウイルス流行の影響で、世界のバドミントン界は先行きが不透明な状態となっており、東京五輪が1年延期となり、世界のバドミントンの大会も延期や中止が続いている。それらさまざまな要素を総合的に考えたうえで、林丹は最終的に現役引退を決意した。人生の全てをバドミントンに捧げてきた彼にとって、これは本当に難しい決断だったと言えるだろう。(編集KN)

  「人民網日本語版」2020年7月6日 

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