中国では、今年は2月1日が旧正月の春節です。この日に備えて、故宮博物院は「文化の大ごちそう」と名づけたオンラインイベントを企画しています。
春節が近づいた時点で、故宮博物院の公式サイトやスマートフォン向けアプリ「故宮展覧」、ウェイボーやウィーチャットといったSNSを通じて、最新の展示情報を取得したり、オンライン展覧会を体験したり、文化財の写真や紹介を確認することができるようになり、外出せずとも故宮博物院を見学できるわけです。
中国では春節の到来をもって、年の干支が切り替わります。新たに到来するのは寅(とら)年であるため、故宮博物院は公式サイトに「寅年干支特集」を掲載する予定です。厳選された「虎」に関わる文化財数十点が紹介され、虎に関する様々な知識なども紹介されるなど、故宮ならではの新年祝賀特集となっています。また、「寅年」に関する文化財をさらに多く鑑賞したい場合は、公式サイトの「デジタル文化財宝庫」ページに開設される「寅年文化財エリア」というコーナーをチェックすることもできます。このコーナーでは、寅年に関連する文化財の写真や動画がさらに豊富に、また整理されて紹介される予定です。また、デジタル文化財宝庫には、未発表だった文化財の写真や映像が1万5000点、新たに追加される予定です。追加後は、公式サイトで計8万3000点以上の文化財の写真や映像を鑑賞できるようになります。オンラインのイベントは旧暦1月15日の元宵節である2月15日まで続きます。