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浙江省の小都市・嵊州で越劇を見て、小籠包を食べる

2022/11/28 10:43:26   source:人民網日本語版

  「湖月 我が影を照らし、我を送って炎渓に至らしむ」。約1千年前、詩仙と称せられた詩人・李白は浙江省嵊州市でこの詩を詠んだ。時代や社会が移り変わった今も、嵊州では奥深く独特な無形文化遺産が受け継がれ続けている。伝統演劇の越劇や軽食、竹編み細工といった無形文化遺産は、同市の輝かしい代名詞となっており、地元の人々の大切な文化的財産となっている。

  「書斎の扉の前に植わる梅の木で鳥たちがさえずっている。木にとまったたくさんのカササギがピーチク鳴いて、梁兄さんに吉報を届けてる」。嵊州市甘霖鎮施家岙村の越劇舞台である「縄武堂宗祠古戯台」では、「娘家劇団」の越劇女優が伝統的な演目「十八相送」の練習をしていた。同村の「娘家劇団」の伝統は20世紀にまで遡ることができる。1923年、越劇女優養成所がこの地で誕生した。約100年続く、越劇の輝かしい歴史はここから幕を開けたのだ。

  嵊州市では、越劇が非常に盛んで、越劇を歌える人も少なくない。「娘家劇団」の越劇女優である陳小六さんは嵊州市出身で、子供の頃から越劇を聴いて育ったため、知らず知らずのうちにそれが体に染み込んでいる。そして、越劇が大好きな陳さんは、「娘家劇団」のメンバーになり、今では毎週この舞台に立っている。越劇という「宝」を数十年にわたり守り続けてきた陳さんは今、「一人でも多くの人に越劇を好きになってもらいたい。世界中の人に、ここに来て私が歌う越劇を聞いてもらいたい」と願うようになっている。

  嵊州は、「中国軽食文化の名城」とも言われている。1千年以上蓄積してきた文化や特有の生活環境が、独特の風格を漂わせる手作りグルメを育んできた。そのなかでも、小籠包は、嵊州人が最も自慢とする名物料理だ。

  小籠包は、嵊州のご当地グルメで、天下に名を轟かせている。「嵊県志」の記載によると、嵊州の小籠包は、1930年代の嵊県陳東生饅頭店に起源を発し、すでに100年近くの歴史を誇っている。小籠包の無形文化遺産2代目伝承人の呂蘇芹さんは、嵊州美食街の「嵊州小吃大師館」に常駐しており、その技術を受け継いで十数年になる。そんな呂さんは「祖父から小籠包の作り方を教えてもらった。私で3代目になる。店で毎日、蒸篭500個分の小籠包を作っている。たくさんの人が噂を聞いて杭州や寧波といった地域からわざわざ小籠包を食べに来てくれている。そんな人が美味しそうに食べているのを見ると、とてもうれしい」と話す。

  嵊州の軽食をさらにPRするためには、急速冷凍産業チェーンを発展させ、その工業化と標準化による発展が避けては通れない手段となっている。嵊之味速凍食品有限公司は、初の嵊州小籠包のメーカーだ。その責任者によると、嵊州小籠包の「本場の味」を出すため、新鮮な食材を使い、全て手作りで作り続けているという。そして「商品を世界中に輸出している。1日に売れる小籠包の数は20万個に達する」とした。(編集KN)

  「人民網日本語版」2022年11月25日

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