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泰安

2014/4/15 14:18:18   source:jp.sdfao.gov.cn

  自然地理:泰安市は山東省の中部に位置し、総面積は7762㎢ある。「五岳の筆頭」と呼ばれる泰山は市の北部にあり、主峰の玉皇頂の標高は1545ⅿ、山東省で一番高い山である。泰山は中華民族の偉大な精神の源で、世界文化自然遺産、世界地質公園、全国文明風景観光区、5A級風景区、中国書道名山でもある。泰安市は山東省の「山(泰山)、水(趵突泉)、聖人(孔子)」観光コースの真ん中に位置し、国内外の名高い観光景勝地である。泰安市は暖温帯半湿潤モンスーン気候に属し、年間平均気温は13℃で、一番暑い7月に平均気温が26.4℃、一番寒い1月に平均気温が-2.6℃、年間平均降水量は697mm、山地、丘陵、平原、低地はそれぞれ市の総面積の18.3%、41.1%、29.6%、11%を占めている。域内にある東平湖は山東省の二番目の淡水湖で、その総面積は627㎢、平年の水域面積は209㎢、昔の梁山泊による水域である。

  都市沿革:周の時代にそれぞれ魯国と斎国に属し、漢の時代に泰山郡を設置した。金天会十四年(1136年)に泰安軍を設置、泰安という名前はここからである。金大定二十二年(1182年)に泰安州を設置、清雍正十三年(1735年)に泰安府を置かれ、1925年に泰安道を設立した。中華人民共和国が成立後、1950年に山東省泰安区行政督察専員公署を成立し、同年、泰安区専員公署を改称し、1967年に泰安地区革命委員会を成立した。1978年に泰安地区革命委員会の代わりに、泰安地区行政公署を成立し、1985年に元の県クラスの泰安市を山東省の直轄市に昇格した。

  歴史文化:泰安は泰山から名を取り、国が安定し、民が安らかという意味である。泰安市は「国家歴史文化名城」であり、悠久の歴史と輝かしい文化を持つ。自然によって泰山の雄大で綺麗な自然景色になり、長期にわたる人文蓄積によって、豊かで、特色を持つ泰山文化になった。泰山は「五岳の筆頭」と言われ、古い華夏文明の重要な発祥地と中華民族の精神の源であり、歴代の皇帝が封禅祭祀、参詣者が跡を絶たずに、儒教、仏教、道教を調和としたの山である。市内には国家級の文化財が9ヶ所、省級の文化財が15ヶ所ある。泰安市は泰山の麓に位置し、山に沿って建設された都市で、山と都市部が一体となり、国務院に指定された対外開放観光都市である。唐の時代の中後期、泰安の都市部の原形が形成し、宋開宝五年(972年)に県都と皇帝封禅の中心町として栄えてきた。泰安市内の岱廟の天貺殿は中国古代の三大宮殿の一つであり、泰安市の南部にある「大汶(モン)口文化」遺跡は、大昔ここが中国文明の発祥地の一つであることを立証した。

  行政区画:泰安市の行政区域は泰山区、岱岳区の2区、新泰、肥城の県クラスの市が2市、寧陽、東平県の2県、86の郷(鎮、街道事務所)で、面積は7762㎢、人口は556万である。

  資源交通:現在、泰安市の耕地面積は466万ムー(1ムーは約666.7㎡)であり、土地総面積の約40.6%を占めている。泰安の鉱物資源は比較的に豊富で、主に石炭、鉄、岩塩、石膏、イオウ、石灰石、花崗岩など58種類があり、鉱物の埋蔵地は300ヶ所余り、そのうち、イオウの埋蔵量はアジア一で31.9億t、地質調査により判明している石膏の埋蔵量は全国一で360.9億t、地質調査により判明している岩塩の埋蔵量は山東省一で75.2億t、地質調査により判明しているカリ塩の埋蔵量は全省一で944万t、鉄鉱の埋蔵量は省内の第3位で7.4億t、地質調査により判明している石炭の埋蔵量は省内の第4位で22.7億tである。泰安の土地資源が豊富で、農業開発が進んでいる。歴史的に「古くから文明が発達した肥沃な土地で、斉魯の国が“汶陽田”を必ず争う(汶陽は現在の泰安)と言われ、現在は山東省の最大の有機野菜と高品質の農産物の重要な生産基地である。市内には小麦、トウモロコシ、サツマイモ、落花生、棉、大豆、野菜及び家禽家畜、果物、薬種を生産し、泰山霊芝、肥城桃、寧陽ナツメ、泰山栗などの特産品が世界的に有名である。泰安市の交通は便利で、鉄道京滬線(北京〜上海間)は泰安市内を縦貫し、着工している高速鉄道京滬線(北京〜上海間)には、泰山駅が設置される予定である。高速道路の京滬線(北京〜上海間)、京福線(北京〜福州間)、泰莱線(泰安〜莱蕪間)、莱新(莱蕪〜新泰間)は縦横に走っている。済南市内、済南国際空港までは、それぞれ1時間、1時間余で、青島港、天津港、連雲港までは4時間である。

  経済発展:改革開放後、特に近年、泰安市は「経済文化に強い都市と国際観光名城づくり」を目標とし、改革開放に力を入れ、経済の持続的、迅速、健全な発展に取り組んでいる。2009年泰安市の域内総生産(GDP)は1715.7億人民元で、前年比13.6%増である。地方財政収入は91.4億人民元で、前年比19.7%増である。一定規模以上の固定資産投資総額は1031.9億人民元で、24.9%増である。社会消費品の小売総額は556.4億人民元で、19.2%増である。都市部住民の一人当たりの可処分所得と農民の一人当たりの純収入は17672人民元、6600人民元で、それぞれ9.8%、9.2%増である。国内外の観光客は2345.9万人で、25.6%増であり、観光総収入は188.1億人民元で、31.1%増である。長年にわたる開発と建設により、泰安市はすでに石炭、電力、機械製造、建築材料、化学工業、紡織、食品加工などの幅広い業種の工業体系を形成し、結合ケーブル、高圧開閉器、特種鋼、自動車部品、グラスファイバーなど、高い市場競争力を有する高品質の製品を多く生産している。

  社会事業:泰安市の科学技術∙教育事業は比較的に発達している。市内には山東農業大学、山東科学技術大学、泰山医学院、泰山学院など大学が7校あり、在校生は9.3万人である。中等職業学校が27校あり、在校生は6.6万人で、教師は2733人である。泰安市は相次いで「国家衛生都市」、「全国軍民関係モデル都市」、「中国優秀観光都市」、「中国都市総合創造力トップ50」、「国家園林都市」などの名誉的な称号を授与される。

  「都市建設」事業:2009年に泰安市政府は戦略的な配置と長期発展目標に基づき、国際観光名城づくりの事業を全面的にスタートさせた。全市民は体制機制を新たに着手し、力を合わせて、「一年間に大きく前へ進み、三年間に大きく変化する」という奮闘目標を実現するように努力している。「都市建設」の事業をめぐって、去年から市政府のリーダーを始めとする重点工事の建設指導部が10個設立した。また、市内にはそれぞれ政府投融資管理センター、都市発展投融資管理センター、都市建設投融資管理センターなど5つの投融資センターを成立し、市場化、社会化の手段で建設資金を融資する。今までに実施に移った建設プロジェクトが105個あり、総投資額は325億人民元である。そのうち、全長26kmである環山道路はすでに開通し、観光経済開発区と高速鉄道の泰安駅を囲んだ域内のインフラ整備は全面的に進み、“時代発展軸”と呼ばれるプロジェクトの二期工事は着実に進展を遂げ、都市にある村への改造と長城通りへの開発が行われ、大汶河総合開発を巡る天沢湖工事が建設されている。これらのプロジェクトの実施により、総合的な都市環境がよくなり、都市建設の事業が大きな成果をあげ、外資誘致は着実に成長を遂げ、国内外の実力のある企業、機関が泰安市に投資し、「一年間に大きく前へ進み」の規模が現れた。

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