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中国の生鮮食品電子商取引が急成長 2017年は約60%の大幅増

2018/2/6 8:59:22   source:チャイナネット

  中国の生鮮食品電子商取引市場は急速に発展し、ここ数年にわたり毎年50%以上の成長率を保っている。

  携帯電話を取り出してアプリを開くと、放し飼いの雌鶏やアメリカンロブスター、有機トマトなど世界各地のグルメが、軽くタップするだけで「買い物かご」に入り、注文後すぐに発送される。オンラインショッピングが次第に人々の生活に欠かせないものとなるにつれ、オンラインで生鮮食品を買うことも多くの消費者の新たな選択肢となった。

  艾瑞諮詢のデータによると、中国の生鮮食品電子商取引市場は急速に発展し、毎年平均で50%以上の成長率を保っている。うち2014-2015年は、生鮮食品電子商取引の模索期から高速発展期へと発展する時期だった。

  模索、高速発展、再編の時期を経て、2017年は、中国の生鮮食品電子商取引市場が、成長期から高度化へと転換する段階に入り、取引規模は1391億3千万元と、前年に比べ59.7%増加した。

  初期の生鮮食品電子商取引市場は、地域的に垂直な生鮮食品プラットフォームが中心だったが、電子商取引大手の参入に伴って市場構造に変化が生じ、総合的な実力で天猫(Tモール)や京東(JD)などの生鮮食品総合プラットフォームがトップとなった。同時に、オンラインとオフラインの融合が進み、「スーパーマーケット+飲食」などのイノベーションモデルが大量に出現した。

  満足度でみると、「スーパーマーケット+飲食」のイノベーションプラットフォームと生鮮食品オンラインショッピングの満足度は基本的に同じだ。利用者は、イノベーションプラットフォームに比較的満足しており、うち59.5%がイノベーションプラットフォームに対する満足度を8点以上と評価している。平均では、イノベーションモデルと生鮮食品オンラインショッピングの満足度がほぼ一致し、平均7.7点に達する。割合でみると、イノベーションプラットフォームモデルに対する評価が高く、9点もしくは10点をつけた利用者の割合が、生鮮食品オンラインショッピングより多かった。

  レポートは、生鮮食品電子商取引のオンラインとオフラインの融合が、優位性の相互補完につながるとの見方を示す。調査によると、利用者の75.9%は、オンラインで生鮮食品を購入すると同時に、その他の商品も買っている。なかでも日用品など使用頻度の高いものが、生鮮食品を購入する際に最もよく買われている。利用者の69.2%は、生鮮食品と同時に日用品を購入している。あるプラットフォームの販売データによると、生鮮食品の購入時に合わせて買われる商品のトップ3は、クッキー・ケーキ、紙製品・ウェットティッシュ、衣類・衛生用品で、お菓子や日用品が中心となっている。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月5日

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