東南アジア諸国連合(ASEAN)のリム・ジョクホイ事務局長は20日、インドネシアの首都ジャカルタで、「ASEANは中国との関係並びに中国が東アジア協力における重要な役割を発揮することを重視している」と示しました。

　　リム事務局長は同日、中国のASEAN駐在新任大使を務める鄧錫軍氏の任命書を受け取った際、「近年、双方の関係発展と各分野における協力の新たな進展は好ましいことだ。中国のASEAN駐在使節団の活動、双方の関係のさらなる発展を引き続き支持していく」と述べました。

　　一方で、鄧大使は、「当面、双方の関係発展は勢いが強く、全面的に発展する新段階に入っている。来年は対話関係樹立30周年を迎える。ASEANの重要な戦略パートナーの一つとして、中国はASEAN共同体構築、ASEANの地域協力における中心的な地位、開放的で包摂的な地域関係の構築にASEAN がより大きな役割を発揮することなどを断固支持する方針である」と明らかにしました。