中国が独自に開発した初の海底地震探査システム「海脈」がこのほど、渤海海域での作業を順調に完了しました。「海脈」システムの中核装備であるノード収集装備は、蚊の羽音の150分の1に相当する地震波さえ捉えることができるということです。
今回作業したエリアの水深は20~30メートルで、作業員らは40日かけて104平方キロの3次元地質探査を効率的に完了しました。作業員は作業の過程で、数千個のノード収集設備をケーブルにより規則的に海底の指定位置に敷設し、海底を覆う巨大な情報収集網を形成させました。一つ一つのノードは医者の「聴診器」のようなもので、海底の地層から反射した地震波を受信し、データとして保存・記録しています。作業完了後にこれを回収し、収集したデータ・情報をダウンロード・分析し、地震断面として処理すれば、最終的に海底地層の鮮明な「核磁気画像」を生成できます。(ミン・イヒョウ、柳川)