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中国で文化観光の人気で新たな職業 唐の流行を復元するメーキャップアーティストが人気

2023/7/27 13:26:59   source:CRI

  中国北西部に位置する陝西省の西安には大雁塔や明の時代の城壁、鐘鼓楼、兵馬俑などの有名な見どころが多く、毎年大勢の観光客が訪れます。文化観光市場のニーズが日増しに多元化するにつれ、没入型の文化観光の状況が絶えず更新されています。目立つ現象の一つは、伝統的な民族衣装の「漢服」を身にまとう人へのメーキャップアーティストが新たな職業として人気を集めていることです。

  ネット出前サービスなど生活関連サイト運営大手の「美団(メイトゥアン)」によると、今年に入ってから漢服体験の注文件数は前年同期の4倍超に達しています。都市別の注文数の上位5位は西安、嘉興(浙江省)、蘇州(江蘇省)、洛陽(河南省)、南京(江蘇省)とのことです。また、今年第1四半期(1-3月)には、陝西省についての漢服に関する検索件数が前年同期比8倍以上に増えました。実際には西安だけでなく、洛陽、杭州(浙江省)、敦煌(甘粛省)、大理(雲南省)などでも漢服ブームが到来して、専業の漢服メーキャップアーティストも多く現れました。

  リサーチ会社の「艾媒諮詢(IIメディアリサーチ)」が発表した「2022-2023年中国漢服産業の現状及び消費行動データ研究報告書」によると、2021年には中国の漢服市場の売上高が100億元(約1970億円)を超えました。2025年には2015年の100倍の191億1000万元(約3767億円)に達するなど、今後も成長の余地が大きいと予測されています。

  業界関係者は、「各生活関連プラットフォームとSNSの後押しにより、伝統文化がますます若年の消費者層に好まれている。漢服体験は文化観光の新しいシーンになり、地元の文化観光を促進するだけでなく、漢服メーキャップアーティスト、漢服デザイナーなど新たな職業も生み、雇用創出にも役立っている」との見方を示しています。

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