中国南西部の四川省成都市で開催されているFISUワールドユニバーシティゲームズ（成都ユニバ）のテコンドー・プムセ（型）の表彰式が7月30日夜に行われました。表彰式終了後、銀メダル2個を獲得した中国の胡明達選手が金メダルを手にしたばかりの恋人・梁婕選手に公開プロポーズするというロマンチックな一幕がありました。

　　成都ユニバのテコンドー競技は7月29日に始まり、中国代表チームのプムセ種目の主将である胡選手は男子個人と男子団体でそれぞれ銀メダルを獲得しました。胡選手の恋人である梁選手はプムセ男女混合で、成都ユニバのテコンドー競技で中国代表チーム初の金メダルを獲得しました。

　　梁選手が表彰台でメダルを受け取る間、胡選手はメディア通路で、一方の手に指輪、もう一方の手にマスコットを持ったままワクワクして梁選手を待っていました。胡選手は表彰式が終わるやいなや、表彰台に駆け上がって片膝をつき、指輪を取り出して梁選手にプロポーズしました。その場にいた選手や観客らの立ち会いの下、二人は幸せそうに抱擁しました。

　　梁選手は突然のサプライズに幸せいっぱいの表情を浮かべ、「うれしかった。この日が来るのを想像したことがあるが、まさかこんなにも幸せな時になるとは」と話していました。恋人が銀メダル、自身が金メダルをそれぞれ獲得したことについてどう思うかとの記者の質問に、梁選手は「私たち二人はテコンドーで出会った。この競技に感謝している。二人で一緒に頑張ってきたから、チャンピオンは二人のもの」と話しました。